妊娠中には
いろいろな食制限がありますよね。
ママが食べたものが
そのまま赤ちゃんへ影響する
そんな心配がありますからね。
そんなとき
「妊娠中って”ピザ”を食べたら
ダメなんだよね?」
「チーズ食べたらダメなんでしょ?」
って友達が言っていました。
もしかして多くの人が誤解しているかも?
ただ”チーズ”って言っても
いろいろな種類があるのですよ!
じゃあピザはどうなのでしょうか?
妊婦さんが
食べられるチーズ
食べられないチーズ
についてまとめてみました。
[quads id=1]
妊娠中にチーズを食べてはいけない理由
妊婦さんがチーズをダメな理由、
それは
リステリア菌の感染を防ぐためです。
リステリア菌?
ソレッテ(?´・ω・`)ナニナニ
聞き慣れない名前かもしれませんが
ナチュラルチーズや生ハム
スモークサーモンなんかに検出され
食中毒の原因になります。
感染すると
風邪やインフルエンザと同じような
初期症状が出ます。
ちなみに妊娠中にインフルエンザに
感染すると重症化しやすいです。
気をつけたいですね。
⇒【大丈夫?!】妊娠に気付かずにインフルエンザの予防接種の真相
通常、健康な人であれば
感染しても無症状のことが多いのですが、
何より怖いのは
妊娠中に感染すると胎盤を介し胎児に感染し
最悪の場合、流産や死産の原因にまで
なってしまいます。
もし新生児期に発症した場合は
敗血症や骨髄炎になることもある
怖い感染症なのです!
さらにリステリア菌の怖いところは
冷蔵庫でも菌が生きていることです。
なんと0~4℃の低温でも増殖が可能なのです!!
「冷蔵庫にいれてあるから~」
と過信するのはとても危険。
とは言っても、
この菌にも弱点はあります!
それは熱です。
菌自体は熱に弱いので、
加熱処理をすると死滅します。
こんな怖い菌をもっているかもしれない
チーズを詳しくご紹介します。
妊娠中に食べてもイイチーズとダメなチーズ
photo credit: Salsicce del Casa Pizza - Niagara Hotel Mon-Thu AUD10 with drink via photopin (license)
日本で販売されているチーズには
・ナチュラルチーズ
・プロセスチーズ
があります。
ではこの2種類の違いをご存知ですか?
妊娠中にナチュラルチーズを食べるリスク
ナチュラルチーズとは
牛やヤギの生乳から作られた
そのまま(ナチュラルな)のチーズです。
コレは製法によって主に7種類に分けられます。
1・フレッシュタイプ
フロマージュブラン
カッテージチーズ
モツァレラなど
2・白カビタイプ
カマンベール
ブリ・ド・モーなど
3・青カビタイプ
ロックフォール
ゴルゴンゾーラなど
4・ウォッシュタイプ
エポワス
マンステールなど
5・山羊乳、羊乳タイプ
クロタン・ド・シャヴィニョル
サント・モール・ド・トゥーレーヌなど
6・セミハードタイプ
ゴーダ
ラクレットなど
7・ハードタイプ
コンテ
パルミジャーノ・レジャーノなど
このようなタイプに分けられます。
とくに絶対に妊娠中に
食べてはいけないチーズが
無殺菌乳を使った
輸入ナチュラルチーズ
です。
海外では生乳を殺菌せずそのまま
(安心してください、
もちろんバクテリアなどの
テストはありますよ。)
使用して各々のチーズを作られます。
つまり
リステリア菌に汚染されている
可能性もあります。
普通だったら問題はないのですが
免疫力が落ちている
妊娠中は危険なんですね。
私もモッツアレラのサラダや
ブルーチーズのカナッペが大好きでも
妊娠中は友人や旦那が食べているのを
羨ましく眺めてたものです^^;
プロセスチーズは妊娠中でも大丈夫!
プロセスチーズとは
ナチュラルチーズを加熱し
溶かしたものをいろいろな形に固めたものです。
6Pチーズ、キャンディチーズ、
スライスチーズとかですよね。
管理人もよく食べます。
妊婦さんでも安心して食べられます。
日本のナチュラルチーズは
製法上の加熱が義務付けられているため
基本的には日本産カマンベールなど、
そのまま食べても問題はありません。
ただ心配な方は加熱してから食べましょう。
チーズにも葉酸が含まれている
ということご存知でした?
とはいえ、妊娠中の必要量には
足りないのでしっかりサプリ等を
併用して摂取した方がいいですよ♪
妊娠中、ピザもグラタンもOK!ただチーズケーキには注意!!
さきほどもお伝えしましたが、
リステリア菌は加熱をすれば死滅します。
75℃で数分の加熱で死滅されます。
つまり
ピザやグラタンなど加熱されるチーズは
問題ありません!
管理人的に
半生なトロ~っとした
カマンベールのフライとか
ゴルゴンゾーラのリゾットやパスタ
大好きなんですけど
妊娠中は我慢しました。
どうしても食べたいときは
加熱時間を長くして菌を死滅させましょうね。
さて、もうひとつ
注意して欲しいチーズ食品があります。
それは
チーズケーキ(生タイプ)です!
よく
『フランス産カマンベールを使ったレアチーズケーキ』
『イタリア産ブルーチーズのティラミス』
なんて海外産ナチュラルチーズを
入れた生菓子にとくに気をつけてください!!
生菓子ということで
製造中に加熱されていない可能性があります。
心配でストレスになるなら
妊娠中に召し上がるのは、止めておきましょうね。
ちなみにクリームチーズは
多くの製造元で加熱殺菌した生乳を
使っているのでほぼ大丈夫でしょう。
しかし心配であれば
レアチーズケーキではなく
必ず加熱されている
『ベイクドチーズケーキ』
のようなチーズケーキを選びましょう♪
妊娠中にチーズで気をつけたいこと
妊娠中でも加熱したチーズや
ナチュラルチーズは食べても大丈夫、
と安心できましたでしょうか?
しかしリステリア菌の心配はなくても
「カロリー」と「塩分」
に気をつけなくてはいけません。
チーズはカルシウムやたんぱく質も
豊富で栄養価も高い優れた食品です。
しかしカロリーも立派なもの。
気をつけないと体重が大変なことになります。
妊娠中の急激な体重増加は
”妊娠線”を作る原因ですよ!
たかが妊娠線と侮り、ケアをしないと
産後に後悔の嵐です!!
そして「塩分」も気にして欲しいもの。
妊娠中に塩分を獲り過ぎると
むくみや妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
になるおそれがあります。
妊娠高血圧症候群になり症状が悪化すると
母体だけでなくお腹の赤ちゃんにも
危険な状態を引き起こし
流産や死産の危険をともなってしまいます。
妊娠中にチーズを食べても大丈夫ですが
食べ過ぎは厳禁ですよ!!
まとめ
妊婦さんがチーズを食べては
いけない理由は
リステリア菌に感染するからです。
チーズといっても
リステリア菌は『ナチュラルチーズ』から
感染する可能性があります。
プロセスチーズは大丈夫ですよ。
またリステリア菌は熱に弱いです。
加熱された(75℃以上で数分)
チーズなら菌は死滅します。
ピザもグラタンも大丈夫です!
妊娠中は生ものや長期保存したものは
避けましょう。
どんなものでも火を通して
食べることが懸命です!
リステリア菌に限らず、
妊娠中は免疫力が落ちるので
感染症にもかかりやすくなっていますから。
妊娠中は便秘になりがち。
腸内環境は整えてますか?