妊娠検査のひとつにエコー検査がありますよね。
今では4Dエコーで、
胎児のリアルな動きまで
観察できるのですからスゴイですよね~。
このエコー検査では
胎児に重大な疾患がある
ことが発見出来ることもあります。
ではダウン症児はエコー検査で
発見することが出来るのでしょうか?
胎児の状態に違いがみられるのでしょうか?
今回はエコー検査と胎児の発育についてご紹介します!
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エコー検査でみられるダウン症の特徴
エコー検査では、お腹の中の胎児の
- 心臓
- 臓器
- 手足
といったところまで見ることができます。
そのため
「胎児の異常」を早く発見することが
出来ることもあるため大切な検査です。
ほかに「羊水」でも
胎児の成長トラブルの発見が出来ますよ。
関連記事
⇒赤ちゃんからのSOSを見逃すな!羊水が少な過ぎるその原因は?
ダウン症の可能性のある胎児
という特徴を発見できることもあります。
その特徴とは、おもに以下の4つです。
1・後頭部、首の後ろに浮腫みがある
妊娠11週~13週頃に胎児の後頭部
首の後ろにむくみが見えることがあります。
これをNT(Nuchal Translucency)と表記され、
その数値を基にダウン症のスクリーニング検査とされます。
一説的に3mm以上の厚みがあると
心奇形、ダウン症の可能性が高いといわれています。
しかしこんなに小さな赤ちゃんの
循環機能はとても未熟です。
NT値が生理的なものか
病的なものかを判断するのは
とても難しいです。
なかには生理現象でむくみが出てしまうほど
多くの赤ちゃんにNTが存在します。
またNT値が高いと発見され
染色体異常の可能性が高いと言われると
「正常ではない・・・」
と考えてしまいがちでおすが
あくまでも目安のひとつに。
羊水検査か絨毛検査をして
染色体異常があるかないか確定診断をしないと
はっきりした確定はできません。
2・手足が短い
胎児の手足の長さが通常より短い。
こちらも染色体異常の可能性を持っている特長の一つです。
四肢短縮(ししたんしゅく)ともいわれます。
3・鼻、背骨などの形成が悪い
ダウン症には発育不全の胎児が多いです。
鼻が低いことも特徴にあげられます。
そのため「鼻などの骨の形成が遅い」
妊娠13週頃までの発育が目安にされます。
4・心臓に疾患がみられる
ダウン症の胎児には心疾患を合併している
ことが多いです。
超音波検査にて心臓に穴が開いている
心臓の壁が薄いという問題を発見することがあります。
エコー検査でダウン症を特定するのは難しい
上記のような特徴があげられますが
エコー検査で上記の判別をして
ダウン症と断定することは出来ません!!
そもそも、
「②手足の長さ」や
「③鼻の形成といった特徴」は
鮮明に見られる3Dや4D検査をしても判別は難しいです!
エコー検査だけでは不十分で確証はできません。
また「①浮腫み」や「④心臓病」のように
明らかに問題がある場合でも
ダウン症ではないことも多くあります。
可能性は高くなりますが確実ではありません。
出産年齢が高くなると「染色体異常」が
起きる確率が上がるというのはよく耳にしますよね。
年齢とダウン症の関係について詳しくはこちらに。
関連記事⇒【高齢出産とダウン症】年齢にみるダウン症の確率は?経産婦は?
心配なら羊水検査等を受けて、
さらに詳しく検査することもできます。
このような検査も妊娠周期により
出来ないこともあるので注意しましょう。
まとめ
たとえ4Dエコー検査であっても
ダウン症のようなというあいまいな特定になります。
確定することは難しいのです。
特徴があげられたとしても
可能性があるというだけで
生まれてみたらダウン症ではなかった、
というママもいらっしゃいます。
むやみな心配ばかりしないで
心落ち着いたマタニティライフを過ごしましょう!
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