生後まもなく赤ちゃんの顔やからだに異変が起こり始めるかもしれません。
これは「乳児湿疹」といって、赤ちゃんに良くあるトラブル。
とは言ってもわが子にはツルツルお肌でいて欲しいですよね。
この生後にできる乳児湿疹にもいろいろあります。
種類によって原因から対策法まで変わってくるので
赤ちゃんの様子を見ながらケアしましょうね!
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赤ちゃんによくある湿疹とは?
生まれて間もない赤ちゃんの肌はまだまだか弱く、さまざまなトラブルが起こりやすいです。
特に乳児湿疹といわれる肌トラブルはほとんどの赤ちゃんが経験します。
乳児湿疹のおもな種類は以下の5つ
特徴と原因、そして家でのケア方法をまとめてみました。
1・新生児ニキビ
見た感じからして思春期のころ悩まされたニキビとよく似ています。
ほっぺやおでこに赤いブツブツや真ん中にシンがあったり、大人のニキビのようです。
かゆみや痛みはないのですが、赤ちゃんが爪で引っかいたりすると
化膿することもあるので気をつけましょう。
原因
生まれたときにママから受け継いだ女性ホルモンの影響で
未発達の毛穴が詰まらせてしまうことが大きな要因です。
その他にも寝具や衣類など汚れが原因のこともまれにあります。
ケア方法
新生児ニキビは清潔に保っていてもできてしまう事があります。
まだまだ赤ちゃんの毛穴が未発達なためです。
新生児ニキビは一過性のことが多いので成長とともに消えていきます。
あまり気にしなくてもいいのですが、赤ちゃんや身に着けるものを清潔にしておきましょう。
そして赤ちゃんの爪も引っかかないよう短く切りそろえるなどしておくことで
悪化を防げるのは確実です。
2・乳児脂漏性湿疹
この湿疹もよくある肌トラブルです。
顔より上の、特に頭部に見られます。
黄色いかさぶたのようなフケのような湿疹が、まゆ毛や頭皮にできます。
ひどくなるとかさぶたが何枚か重なるようにできウロコのように見えることも。
乾燥したかさぶたやフケ状態なら家でのケアも可能ですが
さらにジュクジュクして膿んでくることがあるので
ひどいときには早めに受診したほうが良いでしょう。
原因
赤ちゃんはママからのホルモンの影響で皮脂が過剰分泌してしまいます。
その過剰分の皮脂が毛穴や肌にたまってしまうことが原因です。
ケア方法
フケや薄いかさぶた状態のものなら、
入浴時に石鹸などを使いよく汚れを落としてあげると良いでしょう。
指の腹を使ってやさしくマッサージするような感じで洗ってあげる良いですよ。
かさぶたがとれそうだからといってママの爪などで無理やりはがしたりしないように!
無理やりかさぶたをとって血が出たり化膿の原因にもなります。
うろこ状になってしまった場合は医療用オリーブオイルを塗って
蒸しタオルでかさぶたをむらしてあげると
その後の入浴で少しづつ落としていくようにしましょう。
乳児脂漏性湿疹の詳しい記事はこちらに
3・あせも
汗をよくかく赤ちゃんにとっても多いあせも。
肌と肌が重なる部分や汗をかきやすい部分、汗が溜まりやすい部分によくできます。
かゆみをともなうので、爪でひっかいてしまうことも。
ただのあせもだったのが”とびひ”に進行してしまうことも珍しくないので
掻いてしまわないように注意が必要です。
原因
原因は赤ちゃんは汗をかきやすいうえ、汗腺が未発達なので汗を溜めやすく
蒸れやすい状態になる炎症反応起こすからです。
ケア方法
あせものケアは汗をかかせっぱなしにしないことです。
入浴やシャワーで清潔に保ちましょう。
ただし石鹸を毎回使わないで!汗を温水で流すだけ十分です。
暑くなってきたらエアコンを上手に使い、汗をかかせすぎないように。
汗を吸いやすい通気性の良い生地の服を選ぶようにしましょう。
汗をかいているようならこまめに着替えさせてあげましょう。
最近では夏場だけでなく暖房や洋服の着せすぎによる冬のあせもも増えています。
気をつけましょうね。
4・アトピー性皮膚炎
症状が脂漏性湿疹にも似ているのですが
ひじや足首の関節部分にできたり耳の付け根がただれて切れたりする特徴があります。
原因
アトピー体質という遺伝子的であったり、アレルゲンに触れることで
かゆみを引き起こす皮膚炎と考えられています。
ダニ、ハウスダスト、動物の毛また食物などアレルゲンもさまざまです。
ケア方法
石鹸や入浴剤などなるべく低刺激のものを使いましょう。
衣類なども刺激の少ない素材で肌触りの良いものを選んであげるといいでしょう。
そして乾燥すると余計にかゆくなるので保湿をしっかりしてあげることも忘れずに。
良くなったと思ってもまたぶり返す慢性的な症状なことが多いので
根気よくケアすることが大切です。
5・食物アレルギー性湿疹
特定の食物を摂するとアレルギー反応を起こしあらわれる湿疹です。
顔や全身に赤い湿疹が出たり、ひどいときは呼吸困難になります。
また下痢や嘔吐などの症状もあります。
原因
アレルギーを引き起こす食物が体内に入ることで拒否反応を起こします。
代表的なもので鶏卵、小麦、乳製品、ナッツ類などです。
アレルゲンとなる食物は人それぞれです。
ケア方法
まずアレルギー検査を受け、アレルゲンとなる食物など特定することからはじめます。
アレルギーとなる食物が分かったら年齢が低いうちは
その食物は除去したほうが良いでしょう。
消化器官の発達にともない症状が治まることもあるので
食物摂取の再開をするか医師とよく相談して決めましょう。
まとめ
赤ちゃんのころの湿疹はほとんどの子にあるので不安がらなくても大丈夫です。
赤ちゃん自身も身の回りの物も清潔に保ってあげましょう。
掻きむしったりすると化膿したり炎症がひどくなるので
早めにかかりつけの医師に相談しましょう!
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