当然我が子はいつでも可愛く愛おしい存在…。
そのはずなのに2人目の子が生まれてから、上の子にイライラすることが増えてきて全然優しくできない…
そんな自分に嫌気がさしているママが多いのではないでしょうか?
「こんな気持ちになっているのは自分だけなんじゃないか。」
「このままだといつか虐待してしまうのではないか…」
「自分の子なのに、可愛く思えないなんて…母親失格だ。」
などなど、人には簡単には言えない気持ちだと思います。辛いですよね。
今回は、私も嫌と言うほど味わってきた2人目育児での”上の子へのイライラ”その理由と乗り切るための対処法をご紹介します!
上の子にイラついてしまう…可愛く思えない理由
上の子だって下の子だって、どちらもカワイイ自分の子なのに、出産後はイライラで怒ってばかりで自己嫌悪。。。
産後の疲れだってあると思うけど、それだけではないイライラの理由。
実はこんなことが隠されています。
①疲れている
下の子が生まれると生活もガラッと変わります。
1人目の時に経験してきた育児でも、同時に2人の育児となると全く別物!
小さな赤ちゃんを抱えて寝不足も続き、疲れもとれずどんどん蓄積されていきます。
下の子がやっと寝ても、家事や上の子のお世話でゆっくり休む暇もありません!
ママがお疲れだと、身体にも心にも余裕がなくなってしまい些細な事にもイライラしてしまうのです。
②下の子のお世話ができない
子供が2人以上いると、どうしてもトラブルも増えます。
優先順位をつけるつもりがなくても、下の子のお世話が「先に」と思ってしまうんですよね。
例えを出すと…
《授乳中なのに、おしっこ・眠たいと中断させられる》
《下の子がやっと眠っても、上の子が騒いだ為に起きてしまった。》
など、子供が1人の時は起こらなかった事件が起きるのです。
そんな事件が起きてしまうと、下の子のお世話がなかなかできずにイライラ。。。
上の子がわざとやったのではないことでも、毎日の事だとどうしてもストレスになってしまいますよね。
③ちいさな赤ちゃんと比較してしまう
下の子が生まれ、赤ちゃんの小ささや愛おしさを改めて実感します。
特に上の子で経験しているので赤ちゃんの扱いが分かる分、尚更可愛く感じるのです。
無力で何もできない下の子は、泣くことで色々な事を示し命をつないでいます。
体も小さくなんて尊い存在なのでしょうか。
私は、2人目が生まれた後に上の子の手のひらが急に大きく見えて、上の子にずっと感じていた「赤ちゃんとしての可愛さ」を感じなくなったのを覚えています。
小さければ小さいほど可愛く感じる、というママは多いのではないでしょうか。
上の子が可愛くないというより、下の子の可愛さが大きすぎる。
という事も考えられると思います。
④2人同時育児が思った以上に大変
下の子は赤ちゃんで、何も出来ず何も分かりません。
ですが上の子は、多少お話も分かり会話もできてくる年齢になっていたりするため「1人でもできることなのに」と思ってしまいませんか?
しかし現実には
『2人同時に寝かしつけしないといけない』
『1人が泣くのをあやしていれば、もう1人が構ってもらえずに泣く』
『同時にお腹すいたと泣き叫ぶ』
などなど、同時育児は思っている以上に大変なんです。。。
うちでも、2人目が生まれてからの1年間ぐらいは戦場(本当の戦場は体験したことないのですが…)のようでした。
授乳をしていれば上の子は必要のないおっぱいを欲しがったり、上の子を寝かしつけたと思ったら下の子が愚図り始めたり、と2人目って大変なんです!!
イヤイヤ期と重なると大変ですよね。。。
上の子はどんな気持ち?どっちが悪いわけでもない!
パパやママは、下の子が生まれて嬉しい気持ちですね^^
上の子も、下の子の誕生を喜んでいる事が多いと思います。
ですが上の子もまだ小さい年齢(特に1歳から4歳頃)ですと、下の子が生まれる前に想像していた「赤ちゃんとの暮らし」に違いがあることに気が付くのです。
上の子はどんな気持ちを持っているのでしょうか?
1番大きな気持ちは『寂しい』ではないでしょうか。
今までママの行動や気持ちが自分1人に向いていました。
しかし下の子が生まれてからはあまり自分に向いていない事に気がついています。
しょうがないと分かっていても、寂しさを抱えていると思います。
そして『我慢しなきゃ』っていう気持ちも。
ママが忙しくしている事、上の子はよく見ています。
上の子だってまだまだ小さく、甘えたい盛り。
でも下の子が生まれ、かまってちゃんになったり、赤ちゃん返りしたり、下の子に嫉妬したりするのだって仕方ないんです。
【じゃあ、かわいいと思えない自分が悪いの?!】
ということでも無いのです!!
産後のママは、精神的にも肉体的にも疲労困憊。
育児だって家事だって1人で切り盛りしていることだって多いのですから。
こんな状態でイライラをぶつけなきゃいけないのが、子どもということが問題になってきます。
上の子にも下の子にも愛情を分け隔てなく注げるよう、気持ちに寄り添える方法があるので紹介します!
「上の子を傷つける前に」2人目育児を乗り切る対処法
上の子が可愛くないという感情、一過性ですが実は当たり前の感情なんです。
だからといって、この短期間に上の子を傷つけてしまってはいけません。
忙しいけど、2人育児からは逃れられないのですから上手く対処して乗り切りましょう!
①家事の手を抜く
一見して関係ない事に思えますが、実は大切な事です。
家の事や晩御飯の事、完璧である必要はありません。
最低限でいいじゃないですか!
少し肩の力を抜いてみてください。
ママの思考や「こうしなきゃいけない!」という思いがガチガチに凝り固まってしまうと、子供にも伝わってしまうのでまずはママが力を抜くことから初めてみましょう。
②上の子と話をしたり2人の時間をつくる
「抱きしめてあげましょう!!」と私は言えません…
こんな気持ちの時にきっと私はできないので(^-^;
まず上の子とお話をしてみて下さい。
些細な会話で良いので、上の子の顔を見ながらお話をしてみるのはどうでしょうか?
下の子を抱きながらでも良いので
「あなたが赤ちゃんの時はこんな風だったんだよ」
など小さい時のお話をしてあげると
「自分もこんな風に愛されていたんだ」
と思う事ができると思います。
他にも絵本を読んであげる、2人で一緒に散歩にでかける、など上の子に寄り添ってあげて下さい。
③1人の時間を作る
ご主人や家族など頼れる人がいれば、たまには甘えて自分1人の時間をもらいましょう。
イライラ続きのまま育児をしても本末転倒なのは目に見えています。
子供たちがどんなに可愛いのか、離れてみることで客観視してみることも大切ですよ。
④休めるときに休む
上の子と下の子が同時にお昼寝時間になった!
そんなときに溜まった家事を片づけなきゃ?
NO!!
こんなときこそ、3人で休んでしまいましょう!
睡眠不足や疲れは、イライラの1番の原因。
休めるときに休んで、夜間の授乳や夜泣きに備えましょう。
⑤上の子に声をかけて下の子のお世話をする
下の子のお世話をすべて優先にするのではなく、上の子に声かけしてからお世話をします。
例えば、
一緒に遊んでる最中に下の子が泣いたら
「どうしたんだろね、お腹空いたのかな?おっぱいあげに行ってもいい?」
「眠たいのかな?抱っこしに行ってもいい?」
「一緒におむつ替えようか」
上の子に伺うのではなく、一緒に赤ちゃんを気遣おうっていう気持ちで。
あまり上の子優先にし過ぎるのも良くないので、適度に優先してあげ自尊心を傷つけないよう、弟や妹への敬う気持ちを持たせてあげれるといいですね。
⑥上の子が小さい時の事を思い出す。
上の子が生まれた時の写真を見たり、初めて何かができた時の事を思い出してみて下さい。
「あーこんなに小さかったんだ」や、
「私最近この子に笑いかけることがあったかな?…」
とママ自身が色々な事に気づかされると思うのです。
まとめ
私も何回か経験してきた気持ちですが、毎回共通して言えることは「ずっと続く気持ちではない」という事です。
今、罪悪感を感じているママも日々頑張っている証拠だと思うのです。
悩みを抱えている分、一生懸命毎日お子さんと向きあっているという事です。
下の子も少しずつ大きくなりその過程で上の子に対する今の気持ちも変わっていきますよ。安心してくださいね^^
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