妊娠初期は赤ちゃんの体が作られ
大事に過ごしたい時期ですよね。
そんなとき
風邪ぽく咳が止まらない、
あまりにもひどく咳き込む、
咳で下腹部が痛くなる、
と悩んでいませんか?
初めての妊娠では赤ちゃんに
影響がないか流産しないか不安ですよね。
今回は妊娠初期のひどい咳について
原因や対処法をご紹介します。
[quads id=1]
妊娠中は風邪を引きやすい
通常は体には免疫力が備わり、
さまざま菌からも体を守り
感染症といった病気にかかりにくく
するように働きかけます。
しかし妊娠をするとこの
「免疫力」が低下することが確認されています。
それもとくに「細胞性免疫」が低下するため
風邪や感染症にかかりやすくなります。
免疫力が低下する原因には
1つは女性ホルモン。
女性ホルモンが妊娠を継続させるために
分泌量が大きく変わります。
そのためホルモンバランスが崩れるのです。
急激なホルモンバランスの崩れは
免疫力を著しく低下させてしまうので
妊娠初期は体調を崩しやすくもあります。
しかし妊娠という出来事があえて
免疫力を低下させるとも言われます。
それは「赤ちゃんを守ること」
免疫力が低下するのに赤ちゃんを守る、
ってよく意味が分からないですよね?
もしもママの免疫力が
通常のように強い状態だと、
胎内の赤ちゃんを”異物”とみなし
拒絶反応を起こします。
それは体外へ排除しようとすること。
つまりは流産や早産という
危険な状態にしてしまうことなんです。
→【稽留流産】手術か自然に待つか?リスクや費用・体験談について
そこで妊娠中はあえて免疫力を低くして
赤ちゃんを無事に出産出来るように
自然に調整をおこなっているのです。
でもその代わりに体力が低下したり
風邪などの病気になりやすかったりと
妊娠中の体調は著しく崩れやすいのです。
妊娠中にインフルエンザにかかってしまった
妊婦さんも多く、薬で症状を改善できなく
苦しい思いをした人も多いのですよ。
→妊娠したらインフルエンザの予防接種はダメ?気付かずにしてしまったら?
妊娠初期に咳込む原因は?
妊娠初期に咳が続く、
咳込んでしまう、
その原因にはいろいろ考えられます。
風邪
まずほとんどが「風邪」によって
妊娠初期に咳が出る、咳込むことが多いです。
さきほどもお伝えしたように
妊娠によって急に免疫力も低下して
体力も落ちてしまいます。
そこにウイルスに攻撃をされてしまうので
簡単に風邪も引いてしまいます。
そのときの初期症状として
「咳」が出やすくなります。
咳だけでなく、鼻水、微熱っぽい
体がだるい、のどの痛みなど
他の症状がないか確認しましょう。
咳があれば風邪のことが多いですが
妊娠初期症状は風邪の症状によく似ています。
咳ぜんそく
また「咳ぜんそく」の可能性もあります。
咳ぜんそくとは、通常のぜんそくのように
呼吸音がヒューヒュー・ゼーゼーせずに
単に咳が慢性的に続く症状です。
妊娠中に咳ぜんそくになる妊婦さんは多く、
その原因ははっきり分かっていません。
風邪を引いたあとに咳だけが残る、
ホルモンバランスの影響で
体の変化から咳が引き起こされる。
とさまざまです。
私も妊娠したときに風邪を引いたあとに
咳が2週間続いてしまい吸引薬を服用しました。
あまり咳が続くと赤ちゃんにも影響が出るかと
怖かったのをよく覚えてます(´;ω;`)
水分不足
妊娠中は通常よりも多く水分補給が必要です。
それは赤ちゃんへ多くの血液を運び
血液循環を良くするためでもあります。
しかし妊娠すると水分不足に陥ることも多く、
結果、喉が乾燥状態になり
喉の炎症を引き起こし、咳の原因になります。
妊娠中は水分不足になりがち。
水分補給と葉酸はこの妊娠生活に必須!
赤ちゃんの先天性異常を防ぐとともに
妊娠初期から毎日摂取すべき栄養素です。
アレルギー
今までは、ほこり、花粉、動物の毛
ダニ、たばこなどのハウスダストによる
アレルギー反応なんてなかったのに
妊娠をきっかけに過敏になった、
という妊婦さんの声も聞きます。
アレルギー物質が喉を刺激し
咳のイガイガ感や咳を出してしまう
可能性もあります。
まめな掃除をしたり、
寝具を清潔にするようにしたいですね。
デリケートな悩みを1人で抱えていませんか?
→妊娠中に膣に痛みや腫れ・圧迫感を感じる!その原因は?対策法について
咳込むときの赤ちゃんへの影響、下腹部が痛いときは?
妊娠中にあまり咳込むと
赤ちゃんへの酸素不足が心配されます。
つまり赤ちゃんが酸欠状態に
陥る危険性を示します。
酸欠状態が長引いたり、続いてしまうと
胎児に奇形や脳の障害の恐れもあります。
ひどい咳喘息の発作があるような場合は
早く治療をし、ママの体調も万全にしましょう!
妊娠初期に咳が続くとお腹に力が入って
下腹部に圧がかかり、流産の心配がされますよね。
咳で流産が引き起こされることは
ほとんどあり得ないので心配はいりませんよ。
妊娠初期の流産の原因の多くは胎児側。
染色体異常や成長できない原因があり、
流産という悲しい結果になることがほとんどです。
→稽留流産の兆候は?流産しやすい時期がある?自分でできる予防策
また咳をし過ぎて「ズキーン」と
下腹部痛があったり、お腹が張るようだと
これも流産しないか心配ですよね。
どうしても咳をするときに
お腹に力が入ってしまうため
腹痛やお腹が張りやすくなります。
流産の恐れは低いですが、
早めに咳が治まるように受診しましょう。
咳が続くと体力の消耗も激しく、
赤ちゃんの酸素不足も心配されます。
たかが咳と侮らないで、きちんと治療しましょうね。
妊娠初期に続く下痢も流産しないか不安です。
→妊娠初期に下痢が続く!流産の危険性は?赤ちゃんは大丈夫!?
まとめ
妊娠初期に咳が長引く場合は
たかが咳と侮らずに早めに治療しましょう!
咳で流産する恐れはほぼありません。
しかし、咳によってお腹の赤ちゃんが
酸欠状態になる可能性はあります。
酸欠状態が続くと、
赤ちゃんの脳の障害や奇形の原因にもなります。
妊娠初期の咳が止まらない原因は
- 風邪
- 咳ぜんそく
- アレルギー
- 水分不足
といったような原因が考えられます
妊娠中は免疫力も低下しているため
風邪も引きやすいです。
薬も服用できないので
ゆっくり休んで治療しましょう。
妊娠初期から妊娠線の予防はしておくべきです。
産後に後悔しないためにもセルフケアをしておきましょう。