妊娠したら体調の些細なことでも気になりませんか?
普段、寝ている姿勢ですら赤ちゃんに影響はないか心配です。
そんなとき、仰向けになって寝ているとお腹が張って痛い。
子宮のあたりが痛い、そんな違和感を感じると流産の危険がないのか不安にもなります。
今回は妊娠初期の仰向けの姿勢について、
お腹が張る原因や緩和方法をご紹介します。
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妊娠初期にお腹が張る原因
赤ちゃんが育つ「子宮」は筋肉で出来ています。
妊娠前は”たった2ml”の容量しかないのに、妊娠後期の最大容量は”4000~5000ml”も大きくなり、伸縮自在の風船のよう。
これだけ伸縮自在に出来ることで、大切な赤ちゃんを守る役割にもなっているのですね。
しかし伸縮できる反面、少しの刺激や動きでも緊張で固くなり子宮収縮が起こります。
これが一般的に「お腹が張る」というもの。
妊娠中期~後期は、胎児もどんどん大きく成長し、出産の準備のため子宮収縮が起きるイメージがつきやすいかもしれませんね。
しかしまだ胎児も小さい妊娠初期は、他にもこんな原因が「お腹の張り」を生むのです。
- 疲れやストレスによる子宮の収縮
- 妊娠によって子宮が大きくするための準備
- 子宮を支える靭帯が伸びる
妊娠をしたことで、これから大きくなる胎児のためにも子宮も変化します。
逆にそれがお腹の張る痛みとなるのです。
お腹が張っているという感覚以外にも、このような感じ方をする方もいますよ。
- 下腹部が重い
- お腹にガスが溜まっているような感じ
- 下腹部に違和感がある
- 生理痛のような痛み
妊娠初期はお腹も大きくないので、張るという感覚よりも下腹部に痛みを感じる違和感のほうが分かりやすいかもしれませんね。
妊娠初期は体が大きく変化し、体調も不安定です。
仕事に行くにもだるかったり、毎日疲れやすかったり大変ですよね。
→妊娠初期の疲れやすさとだるさはいつまで?負担をかけない方法
妊娠初期に仰向けでお腹が張る原因は?
妊娠するとアレはだめ、コレは良くない、という噂を聞きませんか?
仰向けに寝るのも「死産率」が上がる、と言われています。
しかしこれは妊娠中期以降の妊婦さんに危険視してほしいこと。
仰向けに寝ることで酸素摂取量が減り、胎児へ送られる血液も酸素濃度が低くなってしまいます。
そのため死産率が上がる、と警告されているのです。
妊娠初期でも仰向けになっていると、子宮のあたりが痛くなったり、下腹部が重く感じる方も多いです。
仰向けの姿勢によってお腹が引っ張られたり、血流が悪くなって圧迫が原因と考えられます。
実際に管理人も仰向けに寝ると、下腹部から太もも付け根の辺りが引っ張られるようで痛かったです。
→【妊娠初期】足の付け根の痛み!原因は骨盤の広がり、その解消方法
妊娠初期に仰向けに寝ることで、赤ちゃんへ影響を与えることはほぼありません。
仰向けの姿勢によって圧迫を感じたり、引っ張られている感じがしても横向きになったり体制を変えれば治まるようであれば心配はいりません。
もしも横になってもなかなかお腹の張りや痛みが治まらない場合には、切迫流産の危険もあるので注意が必要ですよ。
【妊娠初期】お腹が張る行動
妊娠初期にお腹を張らせる行動があります。
- 長時間、歩いたり立ちっ放しでいる
- 強いストレスを受ける
- 疲れているとき
- Hをしたとき
- 便秘のとき
- 下半身が冷えているとき
- 下腹部を締め付けているとき
このようなときはお腹を張らせる確率を高めます。
妊娠初期はまだお腹も大きくなく、仕事や家事を普通にこなそうと頑張る妊婦さんも多いでしょう。
しかし体を動かしたあとに、しっかり休息を取らないと子宮に掛かる負担は大きくなります。
お腹の張りとなり痛みとなります。無理は禁物です!
妊娠中の性行為も子宮に圧迫し、子宮収縮を招く原因にもなります。
また特に気をつけたいのが、「下腹部を締め付けたり、下半身を冷やすこと」
冷えは万病の元、冷えや締め付けで血流が悪くなるとお腹が張る大きな原因です。
血流が悪いということは、胎児に送る血液量も悪くなるため胎児の成長にも影響を与えかねません。
とくに妊娠中は体が冷えやすいので注意したいですね。
冷えはむくみの原因にも。
他にむくみを悪化させるにはこんな事がありますよ。
お腹の張りを緩和させる3つの方法
妊娠初期のお腹の張りや痛みを緩和させるにはどうしたら良いか?
3つの対策法をご紹介します。
①温める
下半身やお腹周りと全体を温めましょう。
冷えは張りだけでなく、腹痛、腰痛、便秘といったあらゆる不調の元にもなります。
温めるときには、体の内側から温めることも大切です。
足湯やお風呂でのマッサージ、軽い運動などで血流を良くすることも大事ですが、食生活を改善し冷えにくい体質になることも大切です!
妊娠中の食生活は大切ですよね。
しっかり葉酸の摂取はできていますか?
後悔しないためにも妊娠中から産後まで摂取することをお勧めします!
②安静にする
お腹が張る、子宮や下腹部に痛みがあると感じたときはすぐに安静にしましょう。
横になれれば、横になりリラックスをして静かに過ごします。
妊娠初期は知らず知らずに負荷をかけてしまうことも多いです。
仕事は休めないと言って、かけがえのない大事なものを失くしてしまう可能性もあることを忘れないでくださいね。
③ストレスをかけない
仕事、育児、家事etc
妊娠したからといって休めないのは良く分かります。
しかし無理し過ぎはストレスを溜めて、体調にも影響します。
お腹に張りを感じたら、無理せずリラックスできることをしましょう。
1つでも心休まることを知っておくのは、今後の妊娠期間中も育児にも必要ですよ!
妊娠・産後はストレスで体も肌もボロボロになりがち。
簡単で手軽なコラーゲン摂取で、疲れもストレスも肌荒れにも効果があるって知ってました?
まとめ
妊娠中にお腹が張る原因に「子宮」が大きくなる収縮運動が関係します。
子宮は筋肉でできているので、伸縮自在ですが筋肉の動きでお腹に痛みや張りを感じさせます。
妊娠初期にお腹の張りを感じる原因は
- 長時間、歩いたり立ちっ放しでいる
- 強いストレスを受ける
- 疲れているとき
- Hをしたとき
- 便秘のとき
- 下半身が冷えているとき
- 下腹部を締め付けているとき
といった行動が引き金となることもあるので注意が必要です。
まだお腹も大きくありませんが、大事な赤ちゃんは子宮に存在しますからね。
あまりお腹の張りを感じたまま無理をすると、切迫流産や流産の心配も出てきます。
下腹部痛やお腹の張りを感じるようであれば、横になって休むか座って休むなど安静にしましょう。
休んでも痛みが続くようなら、必ず産婦人科に受診しましょう!
ゆっくりとリラックスした毎日を過ごすように心がけたいですね。