妊娠初期はホルモンバランスの
変化でさまざまな体調変化があらわれます。
その一つ[下痢]
下痢も多くの妊婦さんを
悩ませる不快な症状。
あまり長く下痢が続くと
お腹の赤ちゃんに影響しそうで
気になるところです。
下痢とともに腹痛もあると
心配が増してしまいます!
今回は
下痢は流産を引き起こすのか、
注意したい下腹部痛の症状、
妊娠初期の下痢の対策法
をまとめてみました。
妊娠初期の下痢は流産を引き起こす?
自然流産の発生は、
妊婦さん6~7人に1人の割合と
とても高いもの。
その中に下痢が原因で流産となった
という可能性はほとんどありません。
「妊娠初期の下痢で流産を引き起こす」
というのはまったくの迷信。
安心してくださいね。
下痢で腸が弱ることで赤ちゃんのいる
子宮収縮が起こるとかはあり得ません。
妊娠初期は特にデリケートな時期なので
プレママが心配しすぎてしまうのももっともです。
しかし全く赤ちゃんに影響しないのか?
というと、そうでない場合もあるので
ご注意ください!
下痢が赤ちゃんに影響する場合
妊娠初期に下痢になる原因は
大半がホルモンバランスの影響。
詳しくはこちらに
また妊娠初期に葉酸サプリを
摂取すると下痢になるという噂も
ありますが、葉酸には下痢作用はなく
もしかしたら過剰摂取して起こったのかもしれません。
しかし下痢が長引くと
- 脱水症状
- 栄養不足
といった母体からの影響を
赤ちゃんが受けるので注意が必要!
またホルモンバランスによる下痢
ではなく、食中毒・胃腸炎といった
ウイルス・細菌に感染した
下痢の場合も注意が必要です。
ひどい下痢とともに嘔吐・腹痛・発熱
といった症状がある場合は
必ず病院にて治療しましょう。
場合によっては下痢、下腹部痛、不正出血を
伴う症状では切迫流産の危険性もあります。
自己診断せず、病院にて指示を仰ぎましょう。
ホルモンの影響での下痢は
つわりと同様、「いつ終わるのか」
という予測は立てられません。
数日でも下痢が続くようなら
症状を抑えられるよう対策をたてたいですね。
下痢以外にも妊娠したら始まる「つわり」
いつからいつまでつわりがあるのか知っていますか?
→【妊娠初期】つわりは早い人ならいつから始まる?いつまで?見分け方
こんな症状には注意!気をつけたい腹痛の状態
よく妊娠初期には足の付け根から
お腹を引っ張られるような
張りを感じることがありますが、
痛みを伴わなければ問題はほとんどありません。
→妊娠初期の仰向けはダメ?お腹が張る原因や行動は?緩和させる方法
これは子宮が赤ちゃんを受け入れる体制を
作っている体の変化でもあります。
下痢が主たる原因で流産を引き起こす
ということは、起きにくいことですが
下痢に腹痛を伴うとき、
痛みを強く感じる、出血がある場合
そしてこんなときは注意が必要です!
- 痛みが強い腹痛
- ギューッと締め付けられる腹痛
- 継続する痛みの腹痛
- ズキズキと下腹部に強い痛みを感じる腹痛
下痢と一緒に腹痛や下腹部痛を強く感じる、
痛みが徐々に強くなっていくようなときは
流産の可能性も否定できないため
早めに医師の診察を受けましょう。
妊娠中の下痢の対策方法
妊娠初期からあらわれる下痢。
2~3日で終わる妊婦さんもいれば
数週間と続いてしまう妊婦さんも。
たかが下痢といえど、つらいもの。
対策次第で改善をみられるので
実践してみてください。
①水分摂取を怠らない
とくに妊娠中は赤ちゃんに必要となるため
通常よりも水分を多く必要とします。
水分摂取してしまうと余計に
下痢を悪化させてしまいそうで・・・
と水分補給を怠ると、「脱水症状」に
なってしまう可能性もあります。
冷たい飲み物でなく、温かい飲み物か
常温のものでお腹を冷やさないようにしましょう。
りんごのペクチンは腸で便の水分を
吸収してくれる働きがあります。
そのままでもすりおろして飲むのでも効果的です。
②消化の悪いものを食べない
下痢をしているときは
”辛いもの””脂っこいもの””生もの”
といった消化の悪いものは避けましょう!
すでに胃腸は疲れきっているので
消化の良い食べ物で助けてあげてくださいね。
また1回にたくさん食べずに
少量で小分けにして食べるのも効果的です。
よく噛むことも忘れずに☆
妊娠中は下痢や便秘に多くの人が悩まされます。
腸内環境を整えて改善するのも大切です。
なによりお腹の赤ちゃんの腸内環境も
ママから受け継がれるのですよ!
→善玉菌を増やして腸内環境レベルアップ!乳酸菌サプリで手軽に摂取☆
③お腹を冷やさない
なんといっても大事なのはコレ!!
「お腹周りを冷やさない」
お腹を冷やすと血液循環も悪くなり
全身の冷えにもつながり
体調不良の原因ともなります。
お腹の冷えに効果的なのはやっぱりコレ☆
「腹巻」
薄手でもしっかり温まるタイプもあるので
1枚用意しておくと重宝します。
冷えこそが流産を招く危険もあるので
しっかり冷え対策をしておきましょうね。
まとめ
妊娠初期に下痢になるのは
よくあることです。
直接的には流産の影響はありません。
あまり心配しすぎてストレスになると
その方が悪影響をもたらしかねません。
心配しすぎる前に病院で相談して
不安を解消しましょう☆
とはいえ、下痢が長期化するのは
母体にも胎児にも良くはありません。
対策方法で改善を目指しましょう♪
対策方法は
- 水分摂取を怠らない
- 消化の悪いものを食べない
- お腹を冷やさない
この3つ。
下痢で危険なのは「脱水症状」
こまめに温かい、または常温の飲み物を
ゆっくり摂るようにしましょう。
胃腸が弱っているので、消化吸収の
良いものを食べるようにします。
そしてなんといっても
お腹を冷やさないように
気をつけてくださいね!
妊娠したら「葉酸」は気にして摂取したい栄養素。
毎日確実に摂取するには「葉酸サプリ」が賢いママの選択です。