つらいつわり、どうにかしたいですよね。
ひどいつわりは、飲み物も摂れなく
脱水症状を引き起こし、母体はもちろん
お腹の赤ちゃんをも危険にさらしてしまいます。
しかしツライつわり中にオロナミンCを飲んだら
つわりのムカムカが薄れたような気がする。
他の飲み物は摂れないけど、オロナミンCなら大丈夫。
という妊婦さんの声をよく聞きます。
でも妊娠中にオロナミンCって・・・
いろいろな薬品が入っていそうでちょっと心配。
という疑問が沸いてきますよね?
今回はつわりにオロナミンCは効くのか?
妊娠中にオロナミンCを飲む注意点などをご紹介します。
[quads id=1]
妊娠中にオロナミンCが効くって本当?!その真相
画像:https://www.otsuka.co.jp/orc/product/
つわりがキツイと本当に大変ですよね。
何か食べられるもの、飲めれるものがあれば
それが救いのようにハマってしまうことも。
そんなつわりでハマってしまう飲み物に
「オロナミンC」がよく挙げられます。
例えば
妊娠初期、中期とオロナミンCが大好きでよく飲んでいました(^_^;)
オロナミンC大好きでよく飲んでます。
一人目の時も、二人目妊娠中の現在も、飲んでます。
こんな意見をよく聞きます。
そもそもオロナミンCって何?という方に
簡単にご説明させていただきますね。
商品名:オロナミンCドリンク(清涼飲料水)
原材料名:糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、ハチミツ、食塩、香料、ビタミンC、クエン酸、カフェイン、ナイアシンアミド、ビタミンB6、ビタミンB2、溶性ビタミンP、イソロイシン、トレオニン、フェニルアラニン、グルタミン酸Na
栄養成分(1瓶120mlあたり): エネルギー79kcal、タンパク質・脂質0g、炭水化物19g、ナトリウム1mg~3mg、ビタミンB2 2.4mg、ビタミンB6 4.9mg、ナイアシン 12mg、ビタミンC 220mg
え?オロナミンCってジュースなの?
と思われた方、正解です。
リポビタンDやユンケルなどは医薬部外品ですが
オロナミンCは清涼飲料水(炭酸飲料)なので
実は、ただのジュースです。
しかし毎日を元気にハツラツと
活力ある毎日をサポートできればと
「ビタミンC」や「ビタミンB2、B6」などの
ビタミン群を配合、アミノ酸やはちみつを加え
お子様から高齢の方まで飲みやすく作られているのです!
そしてこのビタミン、特に「ビタミンB6」が
とてもつわりに重要な役割を果たしています。
この吐き気は本当につわり?
→【妊娠初期】つわりは早い人ならいつから始まる?いつまで?見分け方
ビタミンB6はつわり軽減に有効!
日本産科婦人科学会ではビタミンB6を
1日あたり5~60㎎摂取することで
つわりの嘔吐軽減に効果的と報告しています。
また米国産科婦人科学会の
ガイドラインが変更され、
重いつわりは我慢せず治療した方が良い、
また薬に頼る前に自分でビタミンB6を
摂取してみることも有効と報告されています。
なぜビタミンB6がつわりの吐き気に
効果あるのかというと、原因の一つに
アミノ酸の一種”トリプトファン”の
代謝不良によるものが分かっています。
ビタミンB6は水溶性ビタミンの一種で
たんぱく質やアミノ酸を分解・合成するため
トリプトファンの代謝が改善され、
つわりの症状を軽減できるのです。
ちなみにビタミンB6を多く含む食品ですが
本マグロ(生)100g/0.85mg
かつお(生)100g/0.76mg
牛レバー100g/0.89mg、
ピーナッツ100g/0.46mg、
ピスタチオ100g/1.22mgです。
ビタミンB6を食品からといっても
なかなか大変なんですね。
オロナミンCには1瓶で4.9mgの
ビタミンB6が含まれており、
しかも炭酸水なので喉越しもよく
ビタミンCが程よい酸味で、
つわり中でもゴクゴク飲めてしまうのは
なんだか納得できますよね。
ビタミンB6には葉酸同様、
胎児の脳の発達や、免疫機能にも
関与している大事な栄養素です。
ビタミンB群と葉酸は一緒に摂取すると
相乗効果が高まりメリットが大きくなります。
ぜひ積極的に摂りたいですね。
妊娠中にオロナミンCを飲んで大丈夫?注意点について
妊娠中のつわりにオロナミンCの
ビタミンB6が効果あることは分かったけど
妊婦さんの体や胎児に悪影響はないか、
心配になりますよね。
妊娠中にオロナミンCを飲んでも大丈夫か?
その答えは「YES」です。
さきほどもお伝えしましたが、
「オロナミンC」はあくまでビタミンCや
ビタミンB2などを含んだ「炭酸飲料(清涼飲料水)」です。
妊娠中に飲んでも問題ありません。
オロナミンCって瓶のまま飲むと気づかないですが
コップに移すと、かなり黄色い液体です。
この色、ちょっとヤバイのでは~?
と思えますが、実はこれビタミンB2本来の色。
瓶が茶色なのもビタミンを光から守るため、
ビタミンCもレモン11個分も入っていて
「元気ハツラツ!!」というのうなずけます。
ではつわりがツライから、こればっかり飲む
というのはおススメできません。
さきほどもお伝えしましたが清涼飲料水に属し
ビタミン類が多く含まれますがそれ以外にも
「カフェイン」や「糖類」も多く含まれます。
甘いものが食べたいときは少しの工夫を!
→妊娠中におすすめのお菓子・おやつ!妊婦でも甘いものは食べても大丈夫
カフェインは1瓶あたり18mg、
糖分は角砂糖約20g分もの量が含まれます。
またカロリーも1瓶あたり79kcalあります。
カフェインは胎盤を通じて胎児にも
移行するので出来るだけ控えた方が懸命です。
また糖分の摂り過ぎは体重増加の原因や
妊娠高血圧症候群にもつながり母体だけでなく
胎児への影響も心配になってしまいます。
そのためつわりでツライでしょうが
オロナミンC以外にも摂取できる飲み物を
探してみることもとても大事ですよ。
まとめ
妊娠中のつわりの吐き気に
オロナミンCが効果があるのは
「ビタミンB6」が含まれているからです。
つわりの吐き気にはビタミンB6によって
原因を抑える働きを促してくれます。
しかしだからと言ってオロナミンCばかり
飲んでいると糖分やカロリー、
またカフェインの摂り過ぎになってしまう
心配もあるので注意が必要です。
妊娠中の心配事の人気記事はこちら