欧米では必須の育児グッズの
「おしゃぶり」
赤ちゃんがおしゃぶりを吸って
いる光景もよく見受けます。
しかしいざ、おしゃぶりをあげると
吸わなかったり、くわえなかったり
吐き出したりと嫌がる赤ちゃんも多いです。
今回はおしゃぶりのメリットや注意点、
おしゃぶりを嫌がらない方法についてご紹介します。
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おしゃぶりは必要?上手に活用したいメリット
かわいいおしゃぶりグッズや
おしゃぶりした赤ちゃんの写真を見ると
何だか使いたくなってきますよね。
しかも寝かしつけに使えるなんて聞くと
興味津々になってきます。
赤ちゃんにとってしゃぶる行為は自然なこと。
→赤ちゃんが指しゃぶりやおしゃぶりをしない!問題ある?指しゃぶりの理由
「吸啜(きゅうてつ)反射」という本能が備わっており、
口に触れたものに吸いつくという反射です。
おっぱいを吸って生きるという本能なんですね。
そのため指でもおもちゃでもよだれ拭きでも
吸啜反射で吸い付くのですが、
特化したものが「おしゃぶり」なんですね。
おしゃぶりでも吸いつくことで
リラックスできるホルモンが分泌されるので、
眠たいのに寝れない・不安な気持ちのときなど
マイナス気分のとき、グズりがひどい時に
おしゃぶりによって精神的に安定することができます。
うちの子も泣いてしまい、抱っこして
あやしてもギャン泣きで二進も三進もいかない、
そんなときにおしゃぶりをあげたら
落ちついて数分後に眠ってしまった。
という体験も多々あります。
落ち着いて泣き止みやすい、という他に
「眠りに入りやすい」というメリットも。
夜中に眠りたいのに眠れないというとき
添い乳で寝かしつけをするママも多いでしょう。
おっぱいを吸いながら寝入ってしまうのも
赤ちゃんにとって幸せな時間ですが
おしゃぶりでも同じように寝かし付けを楽にできます。
他にも
・鼻呼吸を促しやすくなる
・舌やあごの強化・発達になる
なども言われます。
(しかし残念ながら医学的根拠はまだありません)
また何よりもママやパパの
「精神的ストレスを軽減する」
というのもメリットの一つでしょう。
赤ちゃんを授かることは嬉しい反面、
育児のストレスはとても大きなものです。
公共の場で泣き止まない、夜中にギャン泣き、
添い乳したいけど乳首が切れている・・・
→授乳で乳首が切れて痛い!切れた時のケアの仕方と傷を付けない4つの改善方法
ちょっとしたことの積み重ねで
精神的にまいってしまうママも多いですよね。
おしゃぶり1つで親子共々に心身共に
健やかでいられるのは悪くはないのでは、と思います。
おしゃぶりは必ず使いましょう、
ということではありません。
ご家庭の状況、赤ちゃんの性格、
さまざまな角度から使用するか判断しましょうね。
赤ちゃんだっておしゃぶりを嫌がる子もいますからね。
おしゃぶりを嫌がらない方法
おしゃぶりを使ってみよう!
とママやパパが思っても当の赤ちゃんは
おしゃぶりが苦手ということもあります。
嫌がるのを無理やり与える必要はありません。
しかし、どうしてもおしゃぶりに慣れさせたい時は
赤ちゃんが口からペッと吐き出しても、また口に戻してあげます。
これを繰り返して慣れさせてあげてみましょう。
初めておしゃぶりを口にくわえた時に
ただ単に慣れていないだけ、という事もあります。
おしゃぶりの吸い口はゴムやシリコン製で
指やおっぱいの感触とは全然違うからです。
また上手におしゃぶりをくわえることが出来ず
吸い付こうとして落としてしまっているだけ
ということもあります。
手で軽く押さえてサポートしてあげてもいいですね。
もし口に戻したときに泣いて嫌がるようであれば
おしゃぶりは休止しましょう。
赤ちゃんのアレルギーは保湿で軽減できる?!
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おしゃぶりにおける注意点
おしゃぶりはメリットしかないのか、
といえばそうではありません。
いくつかの注意点も必要です。
①依存性があるので使用時間に注意
おしゃぶりで大人しくなる、
寝かしつけが楽になる、
というメリットの反面、おしゃぶり無しでは
落ち着かない・寝られない
ということがおきてしまいます。
赤ちゃん自身がおしゃぶりに依存してしまい
長く続ければ続けるほど、おしゃぶりが無いと
ダメな生活になってしまうこともあります。
管理人の姪っ子ちゃんは大のおしゃぶり好き♪
な子でした。
常におしゃぶりをくわえていたこともあり、
止めるときは大変そうでしたよ^^;
おしゃぶりをあげる時間を決め、(1日2~3時間ほど)
くわえて眠ってしまった場合は外すなど、
おしゃぶりに頼りきらないで
メリハリを持って使用することをおすすめします。
②歯並び、噛み合わせが悪くなる原因になりうる
おしゃぶりのデメリットでよく聞くのがコレ、
歯並びや噛み合わせが悪くなることや
出っ歯になる、と心配になりますよね。
確かに日本小児歯科学会でも
このように注意を促しています。
おしゃぶりの害は乳臼歯が生え揃い、開咬や乳臼歯交差咬合などの噛み合わせの異常が存続しやすくなる2歳半から3歳過ぎになっても使用している場合といえる。引用:http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_04.html
噛み合わせの問題は2歳頃までに
おしゃぶりを止めることで
発育とともに改善されるそうです。
2歳前には止められるようにしましょう。
おしゃぶりだけでなく、指しゃぶりでも
影響を与えるので注意したいですね。
③コミュニケーション不足になったり、言葉が遅れたりする可能性も
おしゃぶりで泣き止んだり落ち着いたりしますが
おしゃぶりが無ければ「どうして泣くの?」
と抱っこしたり声を掛けたり、
親子のコミュニケーションや触れ合いが
少なくなってしまいやすいです。
またおしゃぶりが口に入っていることで
赤ちゃんがおしゃべりをしたいときに
言葉を発するきっかけを無くしてしまう
可能性も否定はできません。
赤ちゃんは月齢が進むと何でも口に入れ
物の認識や手と口の発育を促し、
脳の発達とも大きく関わっています。
しかし、おしゃぶりが口にあるので
このような行為も妨げられてしまうこともあります。
このような注意点を気をつけるためにも
おしゃぶりを使用する時間を決め、
おしゃぶりを卒業するタイミングにも注意が必要です。
おしゃぶりを止めるチャンスは
「ハイハイ」を始める時期!
ハイハイを始めると見えるものが変わり
いろいろなことに興味も持ち始めます。
おしゃぶりへの興味から
別のものへ興味を移してあげると
意外にスムーズにおしゃぶりを卒業できますよ。
産後に妊娠腺が残ってしまった!
と嘆くまえに、妊娠線を目立たなくする方法を知っておきましょう。
まとめ
おしゃぶりをして欲しい、と
無理やりおしゃぶりを強制するのは
どうかと思いますが、
おしゃぶりのメリット・デメリットを
よく理解して利用する分には問題ないと思います。
管理人の子供も1歳頃まで
おしゃぶりをしていましたが、
上手く止める事もできたので
使ったメリットが大きかったですね。
おしゃぶりをしていても
たくさんのコミュニケーションや
スキンシップ・会話でデメリットを
上回る便利な育児グッズの一つとして
上手に使用しましょうね☆