不幸の知らせは突然にやってくるものですよね。つい先日に出産したばかりで身内や親類に不幸があった場合、通夜や葬儀に出席するべきか欠席してもいいものか、悩んでしまいますよね。
葬儀に参列したいけど、自分の体調もまだまだ本調子とは言えない、しかも赤ちゃんを一緒に連れて行くべきか? と悩んでしまう産後ママは多くいらっしゃいます。
そこで、今回は「産後の葬儀の出席基準」「赤ちゃんを連れて葬儀に参列して大丈夫なの?」「持ち物や服装は?」といった疑問をまとめてみました。自分ひとりだけでなく、赤ちゃんや身内にも関わってくるので大事なことをまとめておきたいですね。
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産後すぐの葬儀は出席できる?
家族や親戚に不幸のお知らせがあれば、普段であれば葬儀の出席に迷うことなんてありませんよね?
しかし出産後すぐの、自身の体調もまだまだ本調子とはいえない、新生児期~乳児期で幼すぎるこの時期に身内の不幸が届いてしまったら少し迷ってしまうのも正直なところよくあります。
結論をいえば産後の経過次第と赤ちゃんの預け先があれば、葬儀に出席はできます!
一般的なお葬式に参列する目安は
- 3親等以内の姻族(婚姻による親戚関係)
- 6親等以内の血族(血のつながっている親戚関係)
と言われています。ちなみに3親等というのは、配偶者の父母から曾祖父母、甥や姪という関係性です。6親等というとさらに多くの身内になりますよね。こちらに詳しく載っていますよ。
実際に産後1ヶ月以内で葬儀に参列されたママも多くいます。しかし産後間もないこと、赤ちゃんが小さいことを考慮し欠席をすすめる身内も多くいらっしゃいます。どちらが正しいというのを決めるのはとても難しい事です。しかし1番大切なのは、
あなた自身が故人と直接お別れをしたいか?
これに尽きると思います。
生前お世話になった方、小さい頃から知っている身内と直接お別れをする機会というのは、お葬式が最後になってしまいます。無理に無理を重ねてまで葬儀に参列せず欠席することも可能ですが、後悔しないように選択したいですね。
お葬式に参列となると座りっ放しの可能性も。お尻の問題も忘れずに!
葬儀に赤ちゃん連れの参列は控えるべき理由
家族や親族など身内以外の葬儀の場合、赤ちゃん連れでの参列は控えたほうが良いでしょう。
葬儀は故人と最後のお別れをする場所です。しかし、そのような場でも、あかちゃんは関係なく突然機嫌を悪くして泣き出したり、暴れたりすることが想定されます。
ママが授乳やオムツ替えのために葬儀の途中で席を立つなど、ママ自身もわが子に意識がいってしまうと故人とのお別れがおろそかになってしまいますよね。
こうしたことを踏まえると、出来るだけ赤ちゃんを連れて行かない方が良いです。
そのため、葬儀に出席する場合は、
- 家族に赤ちゃんを預ける
- 一時保育を利用する
- ベビーシッターを利用する
赤ちゃんのお世話を信頼できる方にお任せし、ママ一人で参列するようにしましょう。
赤ちゃんを預けて葬儀に参列する場合「どのくらいの時間赤ちゃんと離れるのか」も前もって計算しておきましょう!
1~2時間と短時間であれば母乳育児でもそこまで気にしなくて大丈夫でしょうが、授乳が出来ないことで胸が張ってしまいます。人によっては1回授乳が出来ないことで胸がカチカチになってしまったり、知らない間に母乳がにじみ出てしまい洋服を汚してしまう、ということがあります。
このような場合を想定し、搾乳が出来る準備や着替えなど、必要なものを前もって準備をしておかないといけません。
葬儀には参列せずに弔電を送るという方法もあります。今ではインターネットで弔電を送ることも可能です。
赤ちゃんの体調がよくない・葬儀の会場が遠くて参列できないけれど、お悔やみの気持ちを伝えたいといった場合に利用してみてください。
授乳中のこんな悩みはありませんか?
→授乳中に赤ちゃんが寝てしまう!大丈夫なの?先輩ママのおすすめの対処法
赤ちゃん連れで葬儀に参列するときの注意点
とはいえ、赤ちゃんを連れて参列することが出来ないわけではありません。もしも乳児を連れて葬儀に参列する場合には、周囲の方へ十分に配慮をするように心がけましょう。
例えば、赤ちゃんが突然泣き出した場合に備えて会場の入り口付近や両端の席に座ると、すぐに会場から出られるので安心です。また、授乳やオムツ替えをする場所があるかどうか、事前に会場に確認しておくのも良いでしょう。
産後まもなくの葬儀の服装
授乳のことであったり、産後間もないということもありお腹まわりが以前のように戻っていないということが気になりますよね。それでは、出産してすぐや赤ちゃんを連れて葬儀に参列する場合の服装はどうしたらよいでしょうか?
まず、ママの服装についてです。
お通夜であれば黒や紺色のシックな装いで問題ないと思われます。しかし葬儀に出席となるとフォーマルな礼服でなければ、と心配になりますよね。
そのようなときは、喪主の方また故人に身近な方に状況を相談し、正式ではないにしろ落ち着いたマナー違反にならない服装で参列させていただくことを一言伝えておくといいかもしれませんね。
もしも礼服できちんと出向きたいというときは「喪服レンタルサービス」を利用することをおススメします。
産後間もなくでは「妊娠前の喪服がキツくて入らない」ということがあります。また授乳用をそろえているお店も多いため、わざわざこの葬儀のためだけに購入する必要もありません。早い時間に注文しておけば、即日発送での対応なのであわてなくて済みますよね。
管理人も喪服を用意していなかったところ、このようなレンタルサービスを初めて知り活用しました。
さまざまなタイプのブラックフォーマルのレンタルがあり、胸のところに開閉用のファスナーがついているので、礼服なのに授乳しやすいのです!
葬儀って大人でも慣れない場で緊張しますよね…なので、心配事が少しでも減らせる服は安心感が違います!
喪服を用意していない場合でもレンタルサービスを上手く活用すれば無駄な出費も防げますよ。
授乳中の赤ちゃんがいる場合は、会場に入ってから喪服に着替えるようにすると、式が始まる前まで落ち着いて授乳できて良いと思います。
次に、赤ちゃんの服装についてです。
はじめに、赤ちゃん用の喪服というのはありません。そのため、黒色のフォーマルな服があれば良いですが、急な葬儀では用意するのが難しいですよね。そのときは、手持ちの服の中から比較的落ち着いた色(黒、紺、白、グレーなど)を選ぶと良いです。
注意点として、
- 派手目な柄物の服
- デニム素材の服
- キャラクター柄
というような服は、参列者にカジュアルな印象を与えるため避けた方が良いでしょう。どうしてもキャラクターや柄が気になってしまう服を着せる場合は、落ち着いた色のスタイをつける、カーディガンを羽織らせるなどして、服を隠してあげるのも一つの手ですね!
靴もできるだけ派手過ぎない色のものを選んだ方がよいです。しかし、赤ちゃんの靴って何足も用意している訳ではないですよね。靴は、服ほど目立たないので、普段履いているもので大丈夫です。
母乳は赤ちゃんが欲しがったら欲しいだけ、と言いますが実際いつまでそうするの?詳しくはこちらに。
→母乳を欲しいだけあげるのはいつまで?飲み過ぎとは?注意すべきこと
産後の葬儀での持ち物
普段お出かけする際の持ち物と同じで大丈夫です。
- オムツ替えのセット
- ミルクや授乳ケープなど
- お着替え、タオル
- おもちゃ
- おやつ
- 母子手帳や健康保険証など
バッグですが、普段使っているマザーズバッグの色や柄が派手な場合、代用できるものに入れ替えて持っていくのが良いでしょう。
抱っこ紐やベビーカーに関しては、普段使用しているもので大丈夫です。しかし、『会場の広さをみて、ベビーカーはたたんで控え室に置いておく』、『抱っこ紐があまりに派手な色の場合は、式の最中だけ外す』など、柔軟に対応できるようにしましょう。
おもちゃに関しては、少し気をつけてくださいね!いくら赤ちゃんが泣き止むからといっても、音が出たり光ったりするおもちゃは持っていかないようにしましょう。お勧めなのは絵本やぬいぐるみなど、葬儀中に使用しても周りの人に迷惑がかからないものです。
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まとめ
産後まもなく身内の不幸が訪れるのはつらい事ですよね。
葬儀に出席することや欠席することで、周りからとやかく言われる事もあるかもしれません。しかし大事なのは自分の身体と赤ちゃんの健康ですよ。
もちろん故人とお別れをする気持ちがあれば産後の参列も可能です。しかしそのような場合は、普段とは勝手も変わるでしょうし、赤ちゃんへの準備もしっかり行いましょうね。
欠席することで何か言われるような場合には、医師から退院の健診時に1ヵ月健診までは外出を控えるように言われている、と言えば良いかと思います。「お医者さまに相談したら、『赤ちゃんにとって負担なので、告別式への参加は控えるように』と言われた」と言ってはいかがでしょうか。