妊娠中に足の付け根がチクチクする
突っぱり感があると感じてますか?
妊娠をすると身体にいろいろな変化が現れます。
足の付け根なので妊娠とは関係無さそうですが
実は多くの妊婦さんを悩ませる
マイナートラブルの一つなんです。
妊娠初期から後期までに感じる
「足の付け根の違和感」
この原因と痛みの軽減方法をまとめてみました。
[quads id=1]
妊娠中の足の付け根の痛みどんな痛み?
早い人なら妊娠超初期から
妊娠中に感じる「足の付け根の痛み」
これ、経験した人なら分かるのですが
かなり痛いと感じることもあります!
管理人も妊娠初期の頃に悩まされました。
私は股関節や恥骨がとくに痛く
太もも上部が突っ張るような感じでした。
他にも
- 足の付け根がチクチクと痛む(片方だけの場合もあり)
- 子宮あたりや下腹部から足の付け根がズキズキする
- 足が重くだるい
- 下腹部の皮膚を引っ張られるような感じ
- お尻のあたりが痛い
このような感じで下腹部から
足の付け根にかけて引っ張られるような、
チクチク・ズキズキと痛むのを感じられます。
原因を知るまでは
立ち仕事のせいかと思ってましたが
産婦人科の先生に何気なく話してみたら
実は「妊娠と関係している」
ということを知ったのです!
妊娠中は体のトラブルばかり。
悩みがつきません。。。
⇒妊娠後期に腹痛、下腹部痛「チクチク・ズキズキ」は出産兆候?
妊娠中に足の付け根が痛くなる原因
妊娠をするとさまざまな変化が
からだの中で起こっています。
つわりもそのひとつですよね。
妊娠時の変化のひとつが
「足の付け根の痛み」です。
大きな原因となるものに3つ理由があります。
①ホルモンの分泌量の変化
妊娠トラブルに深く関わってくる女性ホルモン。
このホルモン分泌の変化による骨盤の広がり
が足の付け根の痛みを生み出す原因にもなります。
妊娠を機に女性ホルモンの分泌量が
変わるのですが、これは妊娠を
継続させるためにとても重要なこと。
しかしホルモンの分泌は
さまざまな体調の変化をもたらします。
例えばコレも。
特に
「リラキシン」というホルモンが
主な理由で足の付け根の痛みに
つながってしまうと考えられています。
リラキシンは、出産のために
赤ちゃんが産道を通りやすくなるよう
骨盤の関節の結合組織やじん帯を
ゆるめるよう働きかけます。
また骨盤だけでなく、
筋肉や靭帯も柔らかくし胎児の成長や
スムーズな出産が出来るように備えます。
しかしその反面、関節が緩み
その周りの筋肉が緊張を起こし
痛みとなってしまうのですね。
足の付け根だけでなく、
ほかにも腰痛、股関節痛といった
下半身に支障が出てしまうこともあります。
→妊娠初期の腰痛は赤ちゃんのSOS?流産の不安と腰痛の緩和方法
②円靭帯(えんじんたい)が伸びる
またホルモンの影響だけでなく
子宮が大きくなっていき、
子宮を支える円靭帯(えんじんたい)が伸びる
ことも大きいようです。
円靭帯は帯状のじょうぶな線維性組織、
簡単に言えば
「子宮を支えてくれるロープ」
のような役割をしてくれます。
参照:http://sky.ap.teacup.com/hibikicoco/62.html
赤ちゃんが成長し大きくなれば
子宮も大きくなります。
それとともに円靭帯が伸びて、
足の付け根が痛いように感じるのです。
とくに子宮が大きくなってくる
妊娠15週~から頻繁に感じる人も出てきます。
③子宮の重み
妊娠初期には目立たなかったお腹も
妊娠中期以降は少しずつ大きくなります。
しかしお腹が大きくなるということは
大きくなる胎児や少しずつ増える羊水を
包み込む子宮が大きくなっている証拠。
大きくなった子宮を支えるのは
無意識に楽な姿勢や使う筋肉も変わり
足の付け根や股関節に負担をかけ
痛みが出てしまうのです。
出産間近になって恥骨や足の付け根が
痛むようになったという妊婦さんも多いですよ。
赤ちゃんの先天性異常のリスクを
減らすために大切な「葉酸」
妊娠中に不足しがちな栄養素と一緒に
摂取するのがお得で賢いプレママです!
足の付け根の痛みを軽減する5つの方法
残念ながら妊娠中の足の付け根の痛みを
根本的にとることはできません。
痛みに慣れるか
上手く緩和することになります。
痛みを緩和させる方法をご紹介します!
①骨盤ベルトを装着
痛みの原因は骨盤の広がりが原因
という場合もあるとお伝えしました。
それなら骨盤を固定することで
痛みを軽減することが出来ます。
腰痛にも効果があるので
効き目が早く実感できる人が多いですよ。
②エクササイズやマッサージ
軽い運動が可能なら
妊婦さんでもできる骨盤体操や
ストレッチ、またマッサージで
痛みを和らげることができます。
足の付け根に痛みがなくても
マッサージしておくことは大事ですよ。
出来れば保湿と一緒に行いましょうね。
しっかりケアをしないと
妊娠線の原因にもなるので注意が必要です!
→先輩ママ・口コミの間で本当に人気の妊娠線予防クリームランキング☆
③軽い運動
痛いからと足を庇って動かないよりも
負担がかからないよう軽く運動をして
筋肉をほぐす方が痛みを和らげることにもなります。
お勧めはスイミングです。
水中でなら浮力も働き足に負担がかかり過ぎません。
マタニティスイミングを実施している
プールも多いので参加してみるのもいいですね。
また軽いウォーキングをするのもいいですよ。
妊娠中の運動は自分だけでなく
赤ちゃんにも良いこと尽くしですよ♪
⇒妊娠中の運動効果がスゴイ!赤ちゃんにもママにも良い10の効果
④マタニティ整体や指圧で改善
自分でマッサージもいいですが
妊婦さんもみてくれる整体や指圧で
足の付け根に効く指圧術や骨盤の歪みを
矯正してもらうと痛みの緩和になります。
※通常、妊婦さんは断られることが多いので
必ず妊婦さんでも受け入れてもらえるところで
施術してもらいましょう。
④あぐらストレッチ
あぐらの姿勢でするストレッチで
痛みが軽減できるものがあります。
あぐらの状態で座ります。
足の裏を合わせて手で持ち、
膝を床につけるような感じで上下に揺らします。
20~30秒を目安に行いましょう。
骨盤を歪めたり、関節を痛める原因に
「横すわり(女の子座り)」
「足を組む」など重心を傾けた座り方があります。
ついつい楽な座り方をしてしまいますが
ゆがみの原因にもなるので止めておきましょう!
⑤長時間同じ姿勢でいない
長時間座りっぱなし、また逆に立ちっぱなし
このように同じ姿勢でいると痛みがましてしまいます。
こまめにストレッチや体操を入れ
股関節や筋肉の負荷を和らげてあげましょう。
管理人も妊娠中、立ち仕事をしていたので
とても足の付け根が痛くつらかったです。
妊娠中の不眠の悩みはこちら
まとめ
妊娠中の足の付け根が痛む原因は
- ホルモンの分泌によるもの
- 円靭帯が伸びる
- 子宮が重くなる
といった赤ちゃんの成長のために
股関節や恥骨に負荷がかかってしまっています。
予防法としては日頃から適度な運動をしたり
骨盤に負担をかけ過ぎないことです。
足の付け根の痛みがある場合は
痛みを軽減しながら付き合っていくしかないようです。
この痛みの多くは”妊娠中のみ”
産後には解消していくので
心配しすぎないでくださいね。
またエクササイズや運動は
無理をしないように行ってください。
心配なら必ず産婦人科の
先生の指示を受けてからしましょう。