妊娠中のお悩みといえば
「便秘」
以前は大丈夫だったのに、
妊娠を機に便秘になることは多く
なかなか出ないのは苦しいですよね。
なんとかスッキリさせたくて
ついついお腹に力が入ってしまい、
「こんなにいきんで大丈夫?」
「いきんでしまった!赤ちゃんは大丈夫?」
「流産しない??」
と、心配になってしまいますよね。
今回は妊娠中に便秘でいきんでしまっていいのか?
赤ちゃんへの影響、流産の心配、
トイレでのいきみ方のコツをご紹介します。
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妊娠中の便秘にいきんでも大丈夫?時期別で考察
妊娠をすると
・女性ホルモンの分泌量が変わる
・つわりで十分な水分が取れない
・運動不足になる
などいろいろな原因が重なり
便秘になる妊婦さんがとても多いです。
私も妊娠前は便秘知らずだったのに
妊娠初期から便秘に悩まされました(;-ω-`A)
便秘の詳しい原因はこちらの記事をどうぞ。
スッキリしない便通に、
ついつい”いきみ”たくなりますよね?
妊娠時期ごとにみてみましょう。
妊娠初期~中期
とくに妊娠初期にトイレでいきんだら
「もしかして”流産”につながるのでは?」
「赤ちゃんが出てしまわないか?」
と、不安な気持ち分かります!!
しかし排便をうながすぐらいの力では
子宮に影響を与えるほどではありません。
ちょっと安心ですよね(^^*)
妊娠初期の流産の原因の多くは
「染色体の異常」
便秘やいきみで直接的に流産への
影響があるわけではありません。
普通にいきんでしまうのはそこまで
問題視されることではないのですね。
でもだからと言って強くいきんでしまうのは
良くありません。早く便秘を治したいですね。
便秘が長く続くと大変です。
慢性化すると便秘と下痢を繰り返すことにも。
詳しくはこちら
妊娠後期
お腹も大きくなってくる後期は
無理にいきむことは止めましょう。
妊娠後期になると
・切迫早産(切迫早産ぎみである)
・子宮口が開いている
・血圧が高くなる
といった症状の妊婦さんもいます。
力を入れいきむ事で無理な腹圧を
かけてしまうと、上記の症状が
悪化する可能性もあります。
上記の症状がなくても長い時間いきんだり
無理に力を入れていきむをさまざまな
問題を生み出すことになってしまいます。
便秘をなんとか改善したい
そんなときには腸内環境を
良くすることが大事です。
便秘でいきみ過ぎると起きる問題点
妊婦さんがトイレでいきむ事は、
お腹の赤ちゃんに大きな影響はないです。
しかしついつい頑固な便秘に、
こちらも頑固に”出してしまおう”としてしまいがち。
こんな「度重なるいきみ」や、
「長時間、強くいきむ事」は
カラダに良くありません。
お腹に必要以上の負担をかけてしまい
・子宮収縮の原因
・血圧を上昇させる
・切れ痔いぼ痔をつくる
というような問題を生みます。
強くいきまなければ出ないほどの便秘は、
根本を改善しましょう!!
⇒妊娠中の便秘スッキリ!妊婦でも出来るストレッチとツボで解消しよう
出やすい姿勢でいきみを少なく
便秘で出ないイライラから、
ついつい無理にいきみがち。
もしこの姿勢でトイレに座って
いないのなら、まずは試してみてください!
それは「ロダンの考える人」
実は「ロダンの考える人」のポーズは、
いきむ負担を減らしてくれる、
とっても排便に適した姿勢なのです!
・前かがみに座る
前かがみになると、
腸と肛門の角度がまっすぐになり
ウンチが出やすくなります。
・かかとをあげる
さらに腸と肛門の角度をさらに広げ効果的です。
このとき、足がつりやすいかもしれません。
気をつけてくださいね。
足下に踏み台を置いて、
膝をかかえるような姿勢でも
同じ効果を得られます。
これは、和式トイレの姿勢に
近づけるので日本人の腸にあった姿勢になります。
妊娠後期のお腹が大きくなってくる時期は、
無理な姿勢にならないよう調整してくださいね。
まとめ
妊娠していてもトイレでいきんで大丈夫!
赤ちゃんにも流産にも関係ありません。
とはいえ、無理なトイレでの
”いきみ”はカラダによくありません。
長時間いきんだり、強くいきむことは
・子宮収縮の恐れ
・血圧を上昇させる
・痔になる
という危険を含んでいます。
1度トイレで「ロダンの考える人」の
ポーズで排便してみてください!
この姿勢は、腸の角度を変えて
ウンチを出やすくしてくれます。
ポイントは
・前かがみになる
・かかとをあげる
また足下に踏み台を置き、
ひざを抱えるようなポーズもおススメです。
これは和式トイレでの姿勢に近くなり、
日本人の腸の形に合った排便スタイルなんですよ。