初めての育児だと慣れないこと、知らないことも多くよく戸惑ってしまいますよね。
必要ないのについつい他の子と比較してしまうことも。
そんな赤ちゃんのよだれの量もそう。毎日毎日たくさんのスタイを取り替える、これって大丈夫なのかしら?
1歳過ぎて急によだれが多くなった、なんてことも気になってしまいますよね。
今回は1歳過ぎて多くなる、よだれが増えても大丈夫?赤ちゃんのよだれと病気の心配について、また注意の必要なよだれをご紹介します。
[quads id=1]
今頃?!1歳を過ぎてからよだれが多くなるのは大丈夫?
あれ?1歳を過ぎたら赤ちゃんのよだれが落ち着くって聞いたのに・・・
うちの子も1歳半を過ぎたころに急によだれが増え「大丈夫かな?」と心配してしまったことがあります。
結論から言えば、ほとんどの場合は心配いりません!!
赤ちゃんの成長時期は個人差も大きく、よだれが分泌される原因によっては、1歳を過ぎてもよだれの量が多くなることはよくあります。
ほとんどの子は成長過程で治まっていくので大丈夫です。
中には4~5歳まで唾液が多く分泌される子もおり、ちょっと呆けた状態からよだれが垂れてしまうなんてこともあります。
ただこのくらいの子になると上手に飲み込めるので、スタイが必要なほどよだれが垂れる心配は少なくなってきますよ。
しかし、中にはよだれの原因となる場合に病気の可能性もありますので、子どもの様子や経過を注意して見てあげてくださいね。
この時期でも頻回授乳でツライ、そんな方にはこちらの記事がおすすめです。
なぜ赤ちゃんのよだれは垂れる?心配のいらない4つの理由
よだれとは無意識に口から流れ出てしまった唾液のことをいいます。
大人の自分たちがよだれをたらす、ってことはまずないですよね^^;
しかし赤ちゃんならではの、よだれが垂れてしまう4つの原因もあります。
①口の中や周りの筋肉が発達していないので口が閉じられない
赤ちゃんはなんとなく口が半開きになっているイメージがないですか?
もちろんしっかり閉じている子も多いですが、よだれが多くなりがちな子は大体口元が緩く口が開いている状態です。
というのも赤ちゃんはまだ口周りの筋肉が発達途中なため、口を長時間閉じていられないのです。
成長と共に口元の筋肉も発達し、口が閉じられるようになりますよ。心配はいりません。
②唾液を飲み込むのがうまくない、飲み込む力が弱い
口元の筋肉と同様に、唾液を飲み込む力もまだ弱いです。
気が付いたら赤ちゃんの口からよだれがダラダラ出ているのを見たことがあると思います。
口や口の周りの筋肉と合わせて、唾液をうまく飲み込めないだけですので大丈夫です^^
③歯が生えてくるサイン
我が家の子供たちも歯が生えてくる時期に、突然よだれが多くなった経験があります。
一人一人歯が生え始めた時期は違いますが、よだれが多くなってきたと思ってから割とすぐに歯が生えてきました。
よだれが、歯が生えてこようとしている赤ちゃんの口の中を清潔にしてくれているのですね。
④口呼吸になっている
鼻ではなく口呼吸になっていると口の中が乾燥して、余計によだれが分泌されます。
鼻詰まりや、口内炎などでお口を閉じられなくなっているのかもしれません。鼻呼吸になっている原因はないか、よく注意してみましょう。
このような理由から、赤ちゃんは意識的に唾液を飲み込めずよだれとなって出やすいのです。
①~③は、大きくなっていくと身についてくる動作なので、個人差はありますが神経質になる必要もありません。
しかし口呼吸になってしまう原因には、病気も隠れているので注意してくださいね。
たくさんよだれが出ていてもコレを知ったら安心です^^
>>>赤ちゃんのよだれはいつからいつまで?よだれが多くても安心の理由
【病気?!】こんなよだれは注意!受診が必要なことも
赤ちゃんのよだれには、お母さんが気を付けて観察して欲しい状態のものもあります。
中には病院に受診しなければいけない場合もあるので、よく注意してくださいね。
急によだれが増えた!そんなときは疑ってください。
口内炎ができてよだれが増える
赤ちゃんだからと言って口内炎ができないとは限りません。
口内炎って、そうあの白や赤いプツプツが口の中に出来てしまうことです。
もし不機嫌でおっぱいや水分を急に飲まなくなった、よだれが増えたというときは、口内炎で唾液を飲み込めない、痛みの刺激が唾液の分泌を増やしてしまう状態になっています。
口内炎を症状の一つとして現れる病気もあるので注意しましょう。
①ヘルパンギーナ
夏風邪の代表ともいえるウイルス性の感染症です。
ヘルパンギーナは、「突然の高熱」「のどの痛み」「のどに発疹・口内炎ができる」といった症状があります。
特に40度近い高熱と、飲み物を飲み込むのが辛いほどの喉への痛みがあります。乳幼児や幼児がかかりやすいので覚えておきたいですね。
子供の突然の高熱は親の私たちはとても焦ってしまいますよね!
「ヘルパンギーナ」自体に直接効くお薬はないので、症状に充てる投薬になると思います。
仮に病院を受診しなくても通常2日~4日程で熱は下がることがほとんどですが、ごくまれに重い合併症を引き起こすことがありますので赤ちゃんの様子をよく観察していきたいですね。
また、飲み物も摂れないと脱水症状を起こしますので、そんな時は迷わず病院に行きましょう!
②手足口病
ヘルパンギーナと同様主に夏に流行する有名な感染症です。
手足口病は、ウイルスが原因でこちらも「口内炎」ができ、さらに「手のひらや足の裏に発疹ができる」「熱が出る」といった症状をあらわれます。
口内炎や舌・唇・頬の内側などにできる発疹は痛みがあるため、食事はもちろん飲み物を飲むことすらも大変になります。
こちらもヘルパンギーナと同様に自然に数日で治っていく物ですが、まれに重い合併症を起こす可能性がありますので、お子さんの様子が少しでもおかしいと思ったらすぐに病院を受診しましょう!!
③ヘルペス性口内炎
「高熱」から始まり、「のどの痛みや腫れ」また「唇や口の中に水泡や赤い腫れ」「歯茎の腫れ」が数日後からあらわれます。
単純ヘルペスというウイルスからの感染で、感染源は家族であることがほとんどです。(ヘルペスウイルスはどの大人でも保有するためです)
特徴としては、急に高熱が出ますが咳や鼻水といった風邪の症状がないことです。
こちらも口内炎による痛みから唾液が飲み込めなくなり、よだれが増える原因にもなります。
口内炎が原因で赤ちゃんの機嫌が悪いと、水分やミルクを摂取できなくなり脱水症状を引き起こしてしまいます。
必ず早めに受診をし、医師の指示を仰ぎましょう!
風邪や鼻炎による口呼吸でよだれが増える
風邪や鼻炎などで、赤ちゃんの鼻が詰まっていると口呼吸になってしまいます。
上記で説明しましたが、口の中が乾燥し唾液の分泌量を増える原因となるので、まずは赤ちゃんの鼻詰まりの原因となるものを解消してあげたいですね。
変な臭いがする・いつもと違う臭いのよだれ
赤ちゃんのよだれにも臭いがあります。
通常は唾液が口の中が潤し、食べカスやミルクなどを洗い落とす役割もあります。
しかし唾液が少なく乾いた状態になると、口の中に残ったもので雑菌が増えてしまいます。
雑菌は繁殖すると臭いニオイを放出してしまうのです。
よだれが臭いな、というときはいつもより水分を多めにあげ唾液の分泌を促すようにしてあげてくださいね。
また口の中や喉に炎症や発疹があると口臭があるので、いつもとの違いに気づきやすいです。手足口病やヘルペスなど感染症の場合もあるので早期発見にもつながりますよ。
よだれの臭いについてもっと詳しくはこちらの記事で。
>>>赤ちゃんのよだれが臭い!なぜすっぱい臭い?ニオイの原因と対策法
ところで赤ちゃんのよだれがカニのようにブクブクと泡立っているのを見ると、ドキッとしますよね。
このように赤ちゃんのよだれが「泡」を吹いているようでも、泣かずに機嫌も悪くない場合は何も心配はいりません^^
よだれが垂れているときに口を動かしているうちに、よだれに泡が立ってしまっただけです。月齢を重ねると口周りの筋肉も発達し、泡立つことはなくなりますよ。
よだれによる肌荒れや湿疹が赤ちゃんの肌を傷つけていませんか?
ファムズベビーは赤ちゃんのバリア機能を高める保湿効果でわが子の肌を守ります!
まとめ
1歳や2歳になってもよだれの多い子はよくいます。
多くの子は心配もいらないので、大きくなっていくとよだれの量も減ってきますよ。
よだれの元となる「唾液」にはさまざまな健康を維持する大切な役割があります。
逆に唾液の分泌が少ないと、健康を害することもあるので注意が必要です。
しかし赤ちゃんが急によだれが増えてよく垂れる、よだれが臭い、口臭があるなんてときには、病気が隠されていることもあるのでご注意を!
赤ちゃんの汗っかきも悩みの種になっていませんか?