赤ちゃんの生命の水でもある羊水。
多くても少なくても
赤ちゃんに悪影響になるの
ご存知ですか?
今回は
羊水が多過ぎるトラブル
「羊水過多症」
について妊婦さんにどんな症状があるのか?
その原因などまとめてみました。
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羊水過多症とは?
羊水は赤ちゃんにとって
大切な発育場所。
その羊水を量るには検診にて
超音波検査を使って測定されます。
妊娠中は
羊水量の正常な基準量があるので
多すぎても少なすぎても問題になります。
また濁ってしまうことも。
羊水が少な過ぎるトラブル
「羊水過少」についてと
羊水量の測定方法について詳しくはこちら。
→赤ちゃんからのSOSを見逃すな!羊水が少な過ぎるその原因は?
もしも羊水量が基準より多い場合を
「羊水過多」
といいます。
さらに
・横になると呼吸困難になるが
起きたり座ったりすると楽になる
・膨満感(おなかが張る)
・頻尿
・体重の増加やむくみ
などの症状があるときに
羊水過多症と診断されます。
羊水が多いと判断され場合
その後に詳しい検査をします。
羊水が通常よりも増えてしまう
原因を探るためです。
では、どんな原因があるのでしょうか?
羊水過多の原因は?
最近では羊水過多症が増えています。
その原因のひとつが
”妊娠糖尿病”
妊娠中は胎児のために
糖が上がりやすくなる体になります。
この妊娠糖尿病はさまざまな影響を
与えますが羊水過多症もそのひとつなのです。
そして赤ちゃんに原因があることも。
妊娠中期を過ぎると
赤ちゃんは羊水を飲み込んで
おしっことして出すことを繰り返し
肺呼吸や腎臓機能の成長をしています。
でも羊水が多過ぎるということは赤ちゃんが
・おしっこで出す量が多過ぎる
・羊水を飲む飲む量が少な過ぎる
という可能性が出てきます。
その原因は
・赤ちゃんの嚥下障害
・奇形
・胎児水腫
・多胎妊娠
といったことがあります。
・染色体の検査
・超音波断層法
・MRI
といった詳しく検査したときに
発見されることが多いのですが
実は
大半の羊水過多の原因は不明で
赤ちゃんは異常なく出産されています!
管理人の友人も「羊水過多症」と診断されました。
しかし検査しても原因は分からず・・・
でも経膣分娩で無事に出産されました!
なんと”4キロ超え”のビッグベイビーでした。
子宮が大きく赤ちゃんも大きめだったのが原因だったのか・・・
(?´・ω・`)
結局、未だよく分かっていません。
羊水過多症になったらどんな治療をするの?
もちろん原因が分かれば
その原因の治療を行うことになります。
妊娠糖尿病であれば
インシュリン摂取や食事療養での治療。
胎児疾患でも可能な治療があれば行います。
羊水過多は
「おなかが割れる前の風船のような状態」です。
切迫早産や前期破水の危険を伴ってしまいます。
自宅で安静に努めるか、
場合によっては入院安静をして
予防しなければなりません。
そして重症な羊水過多のときは
羊水を除去する治療が行われます。
残念ながらこの方法は
一時的に症状を軽減させるものなので
出産までの間に何度か行わないと
いけない場合もあります。
もちろん
羊水が多めと診断されても
自然経過で様子を見ることも多いです。
まとめ
羊水過多症と診断されれば
不安はつきまといますよね。
でもそんな
不安がいちばん妊娠中は悪影響
を及ぼしますよ!
定期的な検診が早期発見にもつながります!
自分の体のちょっとした気になる何かが
異常の発見になることもあります。
そして不安なことは遠慮せずに
主治医の先生に相談しましょう。