妊娠中の身体の変化はさまざまですが、脇のマイナートラブルに悩まされる方も多いです。ふと鏡で見てみたら、「脇が真っ黒!!??」とビックリなことも。
実は妊娠中から脇の下が黒ずんでしまうのは良くあることなのですが、これって産後にはキレイに治るのか?心配ですよね。
今回は妊娠中に脇の下が黒ずむ原因やノースリーブを着るためのケア対策をご紹介します!
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脇だけ?妊娠すると黒ずんでしまう場所とその原因
妊娠をすると赤ちゃんの成長を守るために、いろいろな体の変化をもたらします。しかし残念ながら良い変化だけでなく、脇の下が黒ずむというような、少し人には相談しにくいデリケートな悩みももたらしてしまいます。
妊娠後に黒ずむ場所は【脇】だけではありません!他にも
- 乳輪
- 乳首
- 足の付け根
- Oライン
- Vライン
- Iライン
とデリケートゾーンを中心に黒くなったり、黒い線のようになってしまうのです。
お腹の中心に縦線が入ってしまう正中線も黒ずみなんですよ。
私も臨月のとき、鏡の前でふと腕を上げたときに見えた脇の下にビックリ!!「え? 何この黒さ??汚い・・・」と落ち込んでしまったことを覚えています。でもなぜ脇や足の付け根、乳首など身体のあちこちが黒ずんでしまうのでしょう。こんな原因があったのです!
①色素沈着が起きやすい
妊娠によって「エストロゲン」「プロゲステロン」というホルモンが多く分泌されるようになります。妊娠継続ために大切なホルモンですが、メラニン色素を増加・活性化させる役割も持っております。メラニンとは皮膚において黒色の色素の総称です。みなさんの大嫌いな【シミ】これもメラニンが肌に滞留したものですよ!
つまり妊娠中はホルモンによってメラニン色素が活発になり肌に色素が溜まりやすい上、こすったり掻いたりすると黒ずみになりやすい状態にあります。そして妊娠中に日焼けしやすい理由もこのホルモンが関わってくるのです。
しかもメラニン色素が多い部分というのが脇・乳首・乳輪・デリケートゾーンなため、より黒ずみが目立って起こりやすいのです。
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②皮膚のターンオーバーが弱まる
妊娠中はホルモンバランスが変わり、シミが出来やすく肌荒れにもなりやすい環境です。さらにストレス・睡眠不足といった影響で【肌のターンオーバー】を鈍くし乱してしまうことで、より肌が黒ずむ原因の一つとなります。
通常およそ28日間かけて肌をきれいな状態に生まれ変わらせるのがターンオーバーですが、妊娠中はターンオーバーの力が弱まること、また年齢を重ねるとターンオーバーの日数も増えてしまうことも重なり、より肌が黒ずんだ状態でとどまってしまうのですね。
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脇の黒ずみは産後に解消される!?
妊娠中になってしまった「脇の黒ずみ」、もしかして産後もこのままだったら・・・ と思うとツライですよね。
安心してください!産後には少しずつ黒ずみが薄くなっていきますよ。
とはいえ、個人差があるため1週間後・1ヵ月後・半年後、はっきりといつとは確定できませんが、産後にホルモンバランスが整い乱れたターンオーバーが回復することで、肌も生まれ変わり黒ずみも薄く目立たなくなっていきます。あまり気にし過ぎてもよくありませんからね。
半年過ぎたぐらいに、気が付いたときにはかなり目立たなくなっていたのでホッとしましたよ。
脇の黒ずみケア方法!自宅で簡単に出来る3つのポイント
産後になれば自然と黒ずみが薄くなっていくのですが、妊娠中から脇や他の部分の黒ずみケアをしておくことで改善への近道にもなります!
また黒ずみだけでなく日焼けやシミといったトラブル防止にもなるので、ぜひ以下のポイントを押さえておきましょう☆
①ビタミンCとビタミンEを摂取!
お肌に良い栄養素の代表といえば「ビタミン」ですが、その中でも【ビタミンC】と【ビタミンE】を積極的に摂りましょう!
ビタミンCはメラニンを作らせないように働きかけるため、色素沈着を予防するのに効果的と考えられています。
またビタミンCは肌の炎症やダメージ回復にも役立つため、シミやソバカスの予防と改善にも期待ができます。実際に多くの美白ケア化粧品にはビタミンCが含まれるのも、これらの効果を狙ったことですよね。肌のダメージを回復させることでターンオーバーの改善にも役立ちますよ!
そしてビタミンEは抗酸化作用や血流を良くし、肌の新陳代謝の改善効果にも期待ができます。肌の新陳代謝を促すことで、とどまってしまった色素の層を入れ替えてあげましょう!
毎日の食生活からビタミンCやビタミンEを摂り入れたいというときには、
- ビタミンC・・・赤ピーマン、芽キャベツ、トマト、アセロラなど
- ビタミンE・・・ピーナッツ、アーモンド、かぼちゃ、モロヘイヤ、ほうれん草、さつまいもなど
いろいろな食品からビタミンCやビタミンEを含む食材を食卓にあげたいですね。
毎日の食事をバランス良く考えるのが苦痛・・・
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②刺激を与えない
黒ずみしやすい場所はお肌でもデリケートな部分が多いです。刺激を与えないことが大切!
例えば脇の下なら、ゴシゴシ洗わない・ムダ毛の処理には毛抜きや刺激の強い電動毛抜き、カミソリなど肌に負担のかかる脱毛処理は止めておきましょう。
他の部位でも刺激になるような洗い方は止め、やわらかい泡で優しく洗いましょう。ボディタオルやボディブラシも柔らかい材質を選んであげるといいですね。
③保湿をする
黒ずみしやすい部分はデリケートなため乾燥がちでもあります。え? 脇の下も、と思われますが実はとても乾燥がちな部分です。乾燥を放っておいてしまうと、メラニン色素がたまりやすくなり黒ずみを悪化させてしまいます。
乾燥させないためにも【保湿】はとても大切です!しかも保湿は肌のターンオーバーを促し、溜まったメラニン色素を排出するよう働きかけるため黒ずみ改善にはマストケアなのですよ。
妊娠中は脇だけでなく、さまざまな部分の黒ずみをひどくさせてしまいます。保湿ケアをするのにどんなクリームでも保湿はできますが、妊娠線予防に特化されたクリームは美容効果もあり人気ですよ♪
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まとめ
妊娠中に脇の下が黒くなるのは、ホルモンの影響によるメラニンの色素沈着や肌の代謝が弱まっていることが原因です。
多くの妊婦さんを悩ませますが、産後半年~1年ほどすれば黒味も落ち着き薄くなっていくので安心してくださいね。
黒ずみは産後徐々に薄くなっていくとはいえ出来ればケアをしておきましょう!
ポイントはこの3つ
- ビタミンCとビタミンEをたっぷり摂取する
- 刺激を与えない
- 保湿をする
メラニンの色素沈着を予防・改善することが大きなケアポイントです。
おやつにビタミンCやビタミンEが含む食品を食べるのも良いですね!
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