毎日の子育ての中、赤ちゃんの成長具合が気になるのは普通のこと。
「もう○○出来るの?早いね~」や「まだ△△しないの?少し遅くない?」という会話は、親戚やママ友の間でよくされるのではないでしょうか?
赤ちゃんの寝返りについても然り。早い遅いという話は本当によく聞きますよね!
そこで、今回は寝返りが早いと運動神経が良いのか、寝返りが早いことのメリット・デメリットと注意点を紹介します!
[quads id=1]
寝返りはいつから?平均すると6~7か月頃
生まれてからずっと寝んねが続いたのに、赤ちゃんがゴロンと寝返りが出来た時には嬉しくなってしまいますよね^^
でも寝返りっていつからなの?と初ママなら誰でも疑問に思うことも当然です。
寝返りができる時期はと言っても、赤ちゃんの成長の個人差があるので一概に○ヶ月から寝返りをし始めます!というのはありません。
しかし、平均的にみると6・7ヶ月頃に寝返りをマスターする赤ちゃんが多いです。定期検診でも6か月を過ぎるころから、寝返りについて確認されるようになります。(とはいえ、この時期に寝返りが出来ていなくても何か発達に問題があるという訳ではないので、心配しなくて大丈夫ですよ)
赤ちゃんの寝返りが早い?!遅い子との違い
寝返りをする時期が思った以上に早いと、平均値と違うことに大丈夫なのかな? と心配になってしまいますよね。赤ちゃんの寝返りが早い子と遅い子の違いに決定的な違いというものはありません。
赤ちゃん自身の「体格の違い」「筋力の差」「体勢の好み」「コツのつかみ方」など寝返りをするときの条件が変わり、赤ちゃんが寝返りをするタイミングによって時期の早い・遅いに差が生まれるのです。
また赤ちゃんの寝返りやハイハイ・ズリバイなどは成長過程において、する子もいればしない子もいます。あまりに時期や寝返りしない事に心配する必要もありませんよ。
他にも「季節(寒い冬より暖かい春や夏の方が赤ちゃんも活発に動きやすい)」や「ベッドの硬さ(柔らかい布団の上では、体が沈んで寝返りしにくい)」なども影響して、寝返りの時期を早めたり遅くしたりすることはありますよ。
筆者の子が初めて寝返りをしたのは生後2ヶ月頃、マスターしたのが3ヶ月頃だったので、周りの赤ちゃんと比べるととても早い方でした!「うわ~、すごい!!」という喜びもつかの間…寝返りが出来るようになると、赤ちゃんの行動範囲がグッと広がります。
つまり、これまで以上に赤ちゃん周辺の環境に気をつけなくてはいけなくなるのでご注意です!
赤ちゃんのよだれの量も気になることだらけではありませんか?
>>>赤ちゃんのよだれが多いのは健康な証拠?3つの理由と気をつける事
寝返りが早いから運動神経が良いわけではない!
赤ちゃんが寝返りを早くできるようになると、運動神経がイイからなのでは? と親なら誰でも期待が上がってしまいますよね。しかし実際には寝返りの早さが運動神経と結びついている、という医学的報告はされてはいません。
では全く運動神経と寝返りが関係ないのか、というとそうではありません。寝返りは背中や腰の運動機能の成長も必要としますし、寝返りをしたあとのうつ伏せの姿勢には首や背中・肩の筋肉を刺激し発達させます。また頭を持ち上げバランスを取ろうとするのでバランス感覚にも良い刺激になります。
寝返りが早いときの良い点・悪い点
赤ちゃんの寝返りが早いとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?まとめてみました。
◎メリット◎
上述しましたが、寝返りが出来るようになると赤ちゃんの行動範囲がグッと広がります。これに伴い、視野も広がるので、周囲をよく観察するようになります。
また、何度も寝返りをすることで、手足や首などの筋肉がよく発達します。そのため、その後のハイハイやつかまり立ちも早くなります♪
◎デメリット◎
とにかく目が離せなくなります!!
例えば、柔らかいお布団などの上で寝返りをして、顔が埋もれて呼吸ができなくなる。ベビーベッドなどの高いところから落下する。考えるだけでも恐ろしいですよね…
赤ちゃんの近くに危険なものがあると、寝返りによってぶつかる、怪我をする、誤飲なんてことも考えられます。
赤ちゃんの行動範囲が広がるということは、その分危険のリスクが上がるということです。
また、授乳してすぐに寝返りをすると、胃が圧迫されて吐き戻してしまうこともあります。
赤ちゃんの頭に大量の汗の原因は?詳しくはこちら!
→赤ちゃんの頭だけに大量の汗!病気の心配は?その理由と対策法
赤ちゃんの寝返りが早いときの4つの注意点
赤ちゃんが寝返りを早く始めてしまったら、けがや事故につながらないようにこんなことに注意してあげたいですね。
①うつ伏せ窒息に注意!
うつ伏せのままでいさせると窒息してしまう危険性があります!寝返り返りができるようになるまでは、寝ている・起きているに関わらず注意して見守るようにしましょう。
赤ちゃんの寝具は固めのものを選び、また大人が使うクッション等は赤ちゃんの近くに置かないようにしましょう。
冒頭でもお話しましたが、筆者の子は生後2ヶ月にして寝返りをし始めました。
そこで、お部屋の環境を見直してみたところ、一番危ないと感じたのは自分の寝具でした!というのも、普段はベビーベッドに寝かせていたのですが、たまに添い寝をしながら自分のベッドでも寝かせていました。筆者の使っている寝具は、マットレスから枕まで柔らかかったのです。
そのため、娘が窒息しないように腕枕で寝かせたり、寝ている途中で寝返りをしたら、お顔が埋もれないように横向きに直してあげたりするように注意しました。
②落下に注意!
ベビーベッドやソファなど、床より高いところに寝かせていると、寝返りした勢いで落ちてしまう危険があります!
そのような場所で寝かせる場合は、必ずそばで見守ること!トイレ等で席をはずす場合は、柵をして落下防止あるいは床に寝かせるようにしましょう。
③赤ちゃんの周りに危険なものを置かない!
危険なものの具体例をあげると、
- 熱い中身の入ったマグカップ
→寝返りの勢いでぶつかり、やけどをする危険があります - はさみやカッター
→赤ちゃんが手にとって振り回したら怪我をしてしまう可能性があります。私たちは安全な使い方を分かっていますが、赤ちゃんにはわかりませんので要注意です! - 赤ちゃんの口に入るような小物
→例えば、ヘアピンやピアス・洗濯ばさみやペットボトルの蓋等、赤ちゃんが誤って口に入れてしまう危険があります。
寝返りにより赤ちゃんの視野が広がることで、これまでは手が届かなかったものにまで手を伸ばすようになります。
いっその事、赤ちゃんの周りにはおもちゃ以外置かない!と決めてしまっても良いと思います。
④吐き戻しに注意!
寝返りをしてうつ伏せの状態になると、胃が圧迫されて吐いてしまうことがあります。吐き戻したものが喉に詰まってしまうことも考えられるので、とても危険です。
授乳後しばらくの間は、寝返りをしないように注意して見守ることが大切です。手助けとしてバスタオルを丸めたり授乳クッションを赤ちゃんの両はしに置くなどして、授乳後落ち着くまでは寝返りが打てないように工夫するのもいいですね。
授乳の途中なのに赤ちゃんが寝ちゃう!足りてるのかしら?なんて心配もありますよね。おすすめの対処法はこちらです!
→授乳中に赤ちゃんが寝てしまう!大丈夫なの?先輩ママのおすすめの対処法
まとめ
赤ちゃんが初めて寝返りをするととても嬉しいですよね^^
早くに寝返りをし始めたからといって運動神経が良いという訳ではないようです。
早くに寝返りをはじめてしまうと、うつ伏せのまま起き上がれないこともあるので注意深く赤ちゃんの様子を見てあげましょうね。
また寝返りが早い・遅いという差は個人差があるので大きな心配はいりませんよ。中には寝返りをしない子もいます。無理に練習する必要もありませんからね。
産後の妊娠線の悩みは大丈夫ですか?
もう消えないとあきらめる前に先輩ママの声を聞いてみませんか。