妊婦さんの秘密の悩み事
それは
「痔」
妊婦さんの半数以上の割合で、
痔に悩まされます。
大きな声では相談しにくいことですよね(A;´・ω・)
痔の薬といえば
・座薬
・軟膏
・注入軟膏
が主流です。
痛みを抑えたい、痔を治したいけど
妊娠中に市販の痔の薬を使っても大丈夫なのか?
ステロイドが母体や赤ちゃんに影響しないか?
と気になる方にご紹介します。
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妊婦と痔とステロイド
妊娠中は特に便秘になりがち。
便秘ってなに?
という私ですらなりました
o(TヘTo)
便秘を患うと、次にまたもや問題が。
それは「痔」。
そこで産婦人科の先生に相談し、
処方してもらったのは
「強力ポステリザン軟膏」
最初は使用していました。
が、よくよく調べると・・・
”ステロイド”が含まれている!!
ガ━(゚Д゚;)━ン
長期的に使用してなくても心配となり、
止めました。
もしかして赤ちゃんに何かあったらどうしよう・・・
って不安で仕方なかったので
調べました、ステロイドのこと。
ステロイドって悪なの?
ステロイドは毎日体の中で作られる
ホルモンのことです。
このホルモンは多くの炎症反応を抑え、
体の免疫バランスを保つように働いてくれます。
ステロイドホルモンは、
体にとって大事なホルモンなのです。
これを人工的に作った薬が”ステロイド薬”です。
同じように、
①炎症を抑える
②免疫反応を抑制する
主にこの働きを目的として作られています。
なので、痔のように肛門周囲で
炎症を起こしている疾患には
ステロイド入りの外用薬が効果的。
燃えさかる火事を一気に消火してくれるのが
ステロイドの役割なのです。
うちの子が乳児のころ、
アレルギー体質もありひどい湿疹が続きました。
⇒子供のアレルギーは遺伝する?!親がアレルギー体質の気がかり
皮膚科の先生の薦めもあり、
ステロイド入りの軟膏を
短期間塗って治療しました。
今ではきれいな肌になっています。
ですので【ステロイド=悪】とは思いません。
しかし、効果ある薬ですが怖い面もあります。
それが
- 皮膚が薄くなり傷つきやすくなる
- 皮膚が赤くなる
- ニキビが多くなる、多毛になる
- 副腎皮質機能の抑制(体内でステロイドホルモンが減少する)
- 常習性がある
このような副作用です。
ステロイドで副作用が起こるには、
長期的に間違った使い方をしたためとも言われます。
しかし痔の治療、肛門や腸のような粘膜は
薬剤がとても吸収されやすいです。
体内吸収され、血液を巡ります。
赤ちゃんに移行しないとは言い切れません。
「もし万が一」と心配になるのなら
ステロイド入りの外用薬は使用しないことです。
ただ、ステロイド入りの痔薬を妊婦さんが
短期使用したからといって、
これまでに何か健康被害があったという報告はないですよ。
赤ちゃんに大事な栄養素「葉酸」は
毎日摂っていますか?
妊婦でも使える痔の市販薬
痔薬のなかには、ステロイドを
含まないものもありますよ。
市販薬の有名なものでは、
武田薬品の「ボラギノールM」
(ボラギノールAはステロイド含有です、ご注意くださいね。)
座薬、軟膏ともにステロイドは使われていません。
妊娠中、産後といつでも使える、
痔に効く漢方薬が「紫雲膏」
軟膏しかありませんが、
漢方薬なのでもちろんステロイドは入っていません。
二つとも、痛みや炎症に効く成分です。
まとめ
妊娠中にステロイド含有の痔薬を使っても大丈夫!
とは、はっきり言い切れません。
妊娠・出産に100%の保障は、
無事に産まれてくるまで分かりませんもんね。
不安要素になるようなら、
使用しないことが1番でしょう。
知らずに使用したとしても、
赤ちゃんに障害や奇形が起こる可能性が
高くなるわけでもありません。
実際私は使用してしまいましたが、
子どもは無事に産まれましたよ。
痔を改善することも大事ですが、
同時に便秘の改善もしましょう!
便秘の改善には腸内環境から☆
便秘のままでは、また痔がぶり返すことがよくありますからね。
あまりにも便秘がひどい時は、妊娠中でも服用できる便秘薬がありますよ。
産婦人科の先生に相談してくださいね。