へその緒は取れたのに
なぜか膨らんでる・・・
もしかしてこれは「でべそ!!?」
しかも赤ちゃんが泣いているとき
でべそが大きく膨らんでいたり
したら、破裂しちゃいそうで
ビックリしたママもいませんか?
赤ちゃんがでべそになってしまうと
このまま治らないんじゃないか、
と心配になりますよね。
膨らんで痛くないのか?
このままだったらどうしよう?
そんな赤ちゃんのでべそについて
原因や治療方法をご紹介します!
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意外に多い”でべそ”の赤ちゃん、その原因
赤ちゃんといえど、本来は
おへその部分が凹んでいるもの。
そこがポコンと飛び出してしまって
いる状態が通称「でべそ」
正式名称はでべそになってしまう原因で変わってきます。
画像:http://www.heisei.or.jp/
1つは、「臍ヘルニア」
通常はへその緒を切ったときに閉じる
臍輪(さいりん、おへその穴のことで
お腹の筋肉です。)が何らかの原因で
閉じず、腸が飛び出している状態です。
そのため泣いたり、いきんだりと
腹圧がかかると大きく膨らみます。
ピンポン玉ぐらいまで大きくなることも
あるので初めてみるとビックリして
しまうでしょう!
でも安心してください。
破裂するようなことは無いですよ。
赤ちゃんの大事なおへそ。
臭くないですか・・・?
画像:http://www.heisei.or.jp/
もう1つは、
「臍突出症」(へそとっしゅつしょう)
こちらは臍輪は閉じているのですが、
おへその断端の皮膚や皮下の瘢痕組織が
余ってしまい、皮膚が飛び出している状態です。
赤ちゃんのでべその原因のほとんどは
「臍ヘルニア」です。
しかも5人~10人に1人はでべそなんです!
また未熟児で生まれた場合、
80%にも及ぶ確率で起こるといわれています。
うちの子だけ?と思っていても
周りには「うちも」「うちも」と
新生児の頃なら意外に多くのママが
心配する種なのです。
でべそに関して
成長や発達に問題が出てくるのか?
と言われると、ほぼ問題ありません。
問題は美的要素。
つまり見た目の問題だけです。
心配しすぎないでくださいね。
心配の種といえば
「おへそからの出血」心拍数が上がりますよね。
でべその原因はへその緒の処置にある?
赤ちゃんのでべその原因は
ほぼ「臍ヘルニア」とお伝えしました。
それも臍輪が閉じなかったのが原因。
もしかして出産の時に産婦人科での
へその緒の処置の仕方が悪かったために
臍輪が閉じなかったのでは?
と言われ、憶測されたり噂になっています。
これは全く根拠のないデマ。
でべそになる医学的原因は
まだ解明されていません。
赤ちゃんの筋肉発達が未熟なため
という原因が1番大きいようですよ。
でべその治療法
でべその治療というと
切らないとダメなのか?
と心配になりますよね。
しかし赤ちゃんのでべその
90%以上は1歳~2歳には治ります!
月齢が進むにつれ、
赤ちゃんの腹筋も鍛えられ
でべそも小さくなっていくので
主治医と経過観察していくのが大事です。
また気になるからといって
でべそを触り過ぎないようにしましょう!
不衛生になってしまうので
赤ちゃん自身も触らないように注意しましょうね。
また病院によって固定する治療を
行うところもあります。
圧迫療法
むかしむかしは
赤ちゃんのでべそは小銭を貼って
治したそうな・・・
という話、おばあちゃんから
聞いたことありませんか?
(´ー`A;)
同じことなのですが、
現代は赤ちゃんでもかぶれにくい
スポンジやテープを使って固定します。
しかしおへそはとても大事なところ
素人療法で見よう見まねでしてはいけません。
蒸れて雑菌の繁殖や湿疹の原因にもなります。
必ず主治医の指示の元で行いましょう。
でべそ手術
通常は1歳~2歳で自然治癒していきます。
しかし、1歳を過ぎても治らない場合は
小児科医と話し合って
「手術」を受けることも出来ます。
手術についてですが
- 保険適用で3割の負担(およそ5~7万)
- 乳幼児医療証があれば無料(食事代等は別)
- およそ2泊3日の入院
- 全身麻酔
- 術後も何日か痛みが残る
このような状況です。
上記にもお伝えしましたが
でべそは成長にはほぼ問題ありません。
2歳までには90%以上の赤ちゃんが
自然治癒します。
もし問題があれば別ですが
見た目の問題のために
幼い子供を全身麻酔での手術を
行うのは、よく考えたいですよね。
まとめ
今回は赤ちゃんのでべそについて
お伝えしました。
ほとんどの赤ちゃんのでべその原因は
「臍ヘルニア」
お腹を閉じる筋肉が未発達のため
腸が出てきてしまっている状態です。
腸が出てきているといっても
破裂することはないので安心してください。
治療には
- 自然経過観察
- 圧迫療法
- 手術
という治療になります。
90%以上の赤ちゃんが
1歳~2歳には自然に治るので
長い目で見守ってあげましょう♪
子宮の回復、母乳の質の改善など
産後も十分な葉酸摂取が必要です!