高齢妊娠をすると気になるのは、
母体・胎児へのリスクが高くなることですよね。
その中でも特にリスクが高くなってしまうと噂の「ダウン症」
本当なのでしょうか?
もし高齢出産で初産と経産婦では違いはあるのでしょうか?
気になる「年齢とダウン症」の関係をまとめてみました。
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「ダウン症」とは?
正常な染色体数が46本であるところが、
21番目の染色体に1本多くなって47本の染色体で生まれてきた子が「ダウン症」と診断されます。
特性としては知的な発達に遅れがあるようです。
そして通常の発達に比べゆっくりと発達します。
また約半数のダウン症児に先天性疾患を持っていたり
白血病・目や耳など何か病気があることも特徴となっています。
妊娠年齢が上がればダウン症発症の確率は上がる
「ダウン症」はいろいろな染色体異常の病気の中でも
もっとも多く発症されます。
日本での新生児約1000人に対し1人の割合で見られます。
年齢別での出生率は
20歳 1/1667
30歳 1/952
35歳 1/378
40歳 1/106
45歳 1/30
と年齢が上がるとダウン症児が生まれる確率は高くなっていきます。
しかし確率は上がってもほとんどは偶発的に起こることなので
両親に問題があるというわけではありません。
では初産婦と経産婦ではこの確率は変わってくるのでしょうか?
経産婦のダウン症を出産する確率は?
初産婦と経産婦でならダウン症児の生まれてくる確率は違うのでは?
と思いがちですよね。
実はどちらの妊婦さんでも
ダウン症児の生まれる確率は変わりません。
経産婦でも高齢に伴うリスクは同等にあります。
上記にもお伝えしましたが
ダウン症の原因はほとんど偶然に発生してしまうのです。
ですので、1人目や2人目は健常児で生まれたがその次の子はダウン症だった。
ということや、その逆もあります。
(※ごく稀に遺伝が関与するケースもあります)
まとめ
初産婦でも経産婦でも女性の年齢が上がれば
ダウン症の生まれてくる確率も上がることが分かってもらえましたか?
ただ確率ばかりを気にしすぎて、妊娠・出産をあきらめるというのもどうかと思います。
管理人の周りにも高齢出産をして元気な健康な赤ちゃんを生まれた方はたくさんいます。
しかし今後のためにも知識をひとつ加えていただければ幸いです。
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