女性の社会進出や晩婚など高齢出産での初産の女性が多くなりましたね。
よく高齢出産にはリスクが大きい、などと聞きますよね。
でも実際どんなリスクやトラブルが起こるというのでしょうか?
今回は高齢出産のリスクとメリットをまとめてみました。
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高齢出産の6大リスク
一般的に35歳以上の初妊娠・初出産を高齢出産といわれます。
年齢とともにこんなリスクが高くなります。
1・卵子の老化による妊娠率が低くなる
産まれたときにすでに卵子の量は決まっています。
そして年齢ともに数も減るのですが質を下がっていくのです。
20代の頃より30代後半になると
自然妊娠できる確率が低くなってしまいます。
2・流産の確率が高くなる
40代での流産の確率は20代の頃の倍になります。
①の要素も含まれていますが、卵子の老化により
子宮内でちゃんと育つことができる確率が低くなります。
②の問題は多くの友人も経験をしています。
着床後の妊娠継続が難しかったのでしょうね。
3・染色体異常の可能性が高くなる
ダウン症など染色体異常の新生児の割合が高齢出産では高くなります。
ダウン症は日本では約1000人に1人の割合です。
詳しくは【高齢出産とダウン症】の記事にまとめてあります。
4・妊娠高血圧症候群にかかりやすくなる
高齢になると卵巣の機能が弱まることなどで妊娠高血圧症候群になる確率が高くなります。
重症化すると胎盤機能の低下を招くので早産や未熟児出産などの原因にもなります。
5・帝王切開の確率が高くなる
高齢で初産の場合、難産になりやすいです。
産道や子宮口が硬く、また体力面での心配もされるため帝王切開での出産をすすめられることもあります。
6・産後の回復が遅い
年齢とともに体力の低下は仕方の無いことです。
そこへ難産のリスクも高くなることで高齢出産後の母体の回復は遅いことが顕著です。
やはり加齢による体力的な問題は改善が難しいですよね。
子供は欲しいな、と思われるようなら普段から体力作りにもなるような
運動をするのも大事なんですね。
と、ここまではリスクばかり大きく取り上げてしまいましたが
高齢出産にだってメリットはありますよ。
高齢出産の4大メリット
1・精神的な余裕
社会経験も豊富になれば精神的にもゆとりがあるでしょう。
出産・育児にもその経験は生かされるはずです。
2・経済的な余裕
年齢も重ね経済的にもゆとりを持って出産にのぞめます。
その後の育児での補助面でも困らないようです。
3・子宮体がんのリスクの低下
妊娠中のホルモンの影響で予防ができるようです。
また、妊娠ホルモンは若返りにも効果があるので
肌つやなど変わったという人も多いですよ。
4・子供への好影響
高齢出産での子供の方が
小さい頃のけがや社会的発達の問題が少ない、という結果があります。
しかも子供の語彙力が増す傾向も明らかになっています。
まとめ
管理人の周りのママでも高齢出産された方は多くいます。
やはり、自分の妊娠した年齢などによる不安は大きくつきまとったようですが
それでも子供を授かったことの喜びのほうが大きかったと言われる人ばかりです。
若いときに子供を産める状況ではなかったと、ワガママな事かもしれませんが
この年齢で授かったことには意味があるのではないでしょうか?
リスクもメリットもどちらも熟考していただけたらうれしいです。
他にも高齢出産に関連する記事です。
【高齢出産とダウン症】年齢にみるダウン症の確率は?経産婦は?