甘くて幸せな食べ物「チョコレート」。
大人だって大好きな人は多いですよね。
イライラする時気分を落ち着けたい時、軽い頭痛を感じた時などにチョコレートを食べると状態が緩和されると言われています。
でもこれは大人が食べた時の事。
赤ちゃんや幼児がチョコレートを食べるのは「イケない事」と認識してますよね?
そう言われる理由は何でしょうか?
またちょっと目を離した隙に、食べてしまった時はどうしたら良いのでしょうか?
今回は、1歳児や1歳未満の赤ちゃんとチョコレートについてご紹介します!
赤ちゃんがチョコレートを食べてしまった!病院へ行った方が良い?
ママが一生懸命に赤ちゃんからチョコレートを遠ざけても、
- 手の届くところにあった
- おじいちゃんおばあちゃんがあげてしまった
- 上の子のおやつを食べてしまった
など、不意な出来事で赤ちゃんがチョコを口にしてしまうことがありますよね。
チョコレートには、カフェインや砂糖、カカオ、色々な成分が含まれているからこそ、赤ちゃんがチョコレートを食べてしまったら焦りますよね。
慌てて病院へ行こうと思うかもしれません。
ですが、本当にその必要があるのでしょうか?
結論から言いますと「食べてしまった!」からと言って「病院に行かなきゃ!!」と慌てなくても大丈夫です。
病院へ行くべきときは、
『食べた直後、または食べて24時間以内に異変が起きた時』
チョコレートを口にし、体に蕁麻疹が現われたり、吐いてしまったり、子どもにいつもと違う症状が見られたら病院へ行くことをお勧めします。
チョコレートにはいくつかのアレルギー物質が含まれていることもあります。
そのためチョコレートが原因でアレルギーを起こすことも考えられます。
乳成分・カカオ・果物・ピーナッツ類などが代表的なアレルギー物質になりえます。
また間違ってウイスキーボンボンのような洋酒入りのチョコを食べてしまった場合には、受診してお医者さんに経過を診てもらうべきです。
お子さんが初めて口にするものがあったなら注意が必要です。
「症状がすぐに治まれば病院へ行く必要はない。」
と言う方もいますが、小さな子供の命にも関わるかもしれないので、異変が見られたら念のため受診しましょう。
チョコレートは何歳からOK?
ではチョコレートは、何歳から食べさせて良いのでしょうか?
1歳ならOK??
3歳まで待つべき!?
大きくなってからで問題ない?
いろいろな意見がありますよね。
チョコレートは何歳から大丈夫、という決まりはありません!
決まりがないからといって、0歳児にチョコをあげても大丈夫ということでもありません。
なぜならチョコレートは、0歳からの成長に必要な栄養素を含んでは無いからです。
チョコレートは”嗜好品”です。
肉や魚、野菜や米といった身体を作るために摂取すべき必要なものではないのです!
チョコレートを赤ちゃんや幼児にあげれば、喜んで食べる子が大半でしょう。
だって甘くて香り豊かで美味しいですものね。
でも小さな身体に今必要なものであるか?と言えば、必要ではありません。
赤ちゃんや幼児にチョコレートが「ダメ」な理由!
「子供にチョコレートは良くない」というからには理由があります。
明確にしていきましょう!
虫歯の原因になる
一般的なチョコレートは砂糖の塊です。
例えばチョコレートを毎日のように食べていたら、その分虫歯へのリスクは高まりますよね。
小さな子供たちは、チョコレートがお口の中に残ったままお昼寝をしてしまう事も考えられます。
特に乳歯は、虫歯になりやすいので注意が必要です。
肥満になりやすくなる
チョコレートには大量のお砂糖と脂肪分が含まれています。
食べれば摂取カロリーが増えるため、消費カロリーが下回ってしまえば太りやすくなりますよね。
カフェインの影響を受ける
カフェインと言うとコーヒーや緑茶のイメージがありますが、チョコレートにも含まれています。
ご存知の方が多いと思いますが、カフェインの覚醒作用で寝つきが悪くなってしまいますね。
子供にとって成長期であるこの時期、眠ることはとても重要です。
まだまだ身体が小さいため、体内に入ったカフェインを分解するのに時間がかかってしまいます。
子供のカフェイン摂取は避けた方が良いと思います。
睡眠はこんなにも大事なんです!!詳しくはこちら。
>>小学生の子ども寝るのが遅い!睡眠不足の悪影響と早寝早起きのコツ
味覚への影響
人の味覚は3歳までに決まると言われております。
チョコレートに限らずですが、味の濃い物に慣れてしまうと今後も味の濃い物しか食べなくなってしまいます。
さらに味の濃い物ばかりを食べていると、内臓にも負担をかけ続けてしまいます。
赤ちゃんや幼児は、本能的に「甘味」や「脂肪の味」を好むのです。
チョコレートは、美味しいという前に子どもの本能を揺さぶるのかもしれません。
しかし小さな子供の内蔵への負担も大きいので、早くからあげる必要は無いのです。
依存性が高い
チョコレートは依存性が高いのです。
チョコレートに大量に含まれる砂糖と脂肪で、脳から分泌されるドーパミンの働きを誘発してしまいます。
ドーパミンは美味しい物を食べた時や幸せを感じた時に脳が分泌させるもので、ドーパミンが分泌されると更に幸せを感じたくなってしまい「もっと欲しい」と思うようになるのです。
チョコレートを日常的にあげていると、癖になってしまうので注意が必要です。
おやつにチョコを取り入れる時の注意点!
チョコレートをおやつに、と考えるのなら3歳を過ぎれば大きな問題はないと思います。
3歳を超えれば、味覚が決まる大切な幼少期を過ぎ、幼児食にも慣れ、チョコだけでお腹いっぱいという悪習も防げます。
だからといって、3歳を過ぎたから毎日沢山のチョコレートを与えてもいいわけではありません。
おやつにチョコをあげるにしても、板チョコの1かけらほど。(約5g)
チョコレートだけであげるのではなく、トッピング程度にすることがポイントです。
チョコレートの作用や効果・影響は年齢に関係なく発揮されるものなので食べればそれだけ「効果」もありますが「リスク」もあります。
食べさせる時は少量にし、依存性が高いチョコレートなので常用しないように気を付ける必要があります。
小さい子が食べられるようなチョコレートも売っていますので、まずはそのような優しい物からあげてみるのも良いですね^^
食べたら歯みがきを忘れないで!
>>1~2歳の子が歯磨きを嫌がる理由!歯医者さんのアドバイスと克服方法
まとめ
赤ちゃんや幼児がチョコレートを食べることについてお話させて頂きましたが、チョコレートは嗜好品に当たる食品です。
(種類としてはお酒やたばこも嗜好品です。)
チョコレートにも良い効果が最近は沢山紹介されています。
しかし体にとって必ず摂らなきゃいけない栄養素は含まれていません。
特に小さなお子さんには必要な栄養素を沢山摂らせてあげて、健康な身体を作ってあげたいですね^^
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