妊娠中に過剰摂取してしまうと
胎児にも影響を与えてしまう栄養素。
そんなこと言われると怖くなりますよね。
ビタミンAもそのひとつ。
妊娠初期にビタミンAを過剰に摂ると
胎児に奇形をもたらす可能性があり、
またそのような報告もあります。
しかし妊娠中の栄養不足の補給のため
サプリメントを摂取しているプレママも多いはず。
市販されているサプリメントには
ビタミンAの含有量が多いものもあります。
特に葉酸サプリのベルタ葉酸サプリは
多くのプレママやママたちが
愛飲されているサプリですが
過剰摂取にならないかビタミンの
配合量が気になりますよね。
今回は妊娠中のビタミンAの摂取の注意点、
ベルタ葉酸サプリのビタミンAの量などご紹介します。
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妊娠中のビタミンA摂取の注意
妊娠中のビタミンAの過剰摂取は気をつけましょう!
1度は聞いたことありますよね。
これは妊娠中にビタミンAを過剰摂取すると
胎児に奇形や成長障害をもたらす恐れからです。
しかしその反面、
実は厚生労働省では妊娠中(後期)は
通常時よりも多めのビタミンA摂取を
推奨しています。
ビタミンAの摂取基準(μg/日)
女性 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 耐容上限量 |
18~29(歳) | 450 | 650 | 2700 |
30~49(歳) | 500 | 700 | 2700 |
妊婦(付加量)初期 | +0 | +0 | ― |
妊婦(付加量)中期 | +0 | +0 | ― |
妊婦(付加量)末期 | +60 | +80 | ― |
引用:厚生労働省
なぜ妊娠後期に付加量が加算されるかというと、
胎児への移行蓄積される量を
付加する必要があるからです。
これらは胎児へのビタミンAの移行蓄積量を
調査され付加量へと算定されています。
ビタミンAの摂取量には気をつけなきゃいけない、
でも厚生労働省ではビタミンA摂取の推奨をしている。
なんか矛盾しているようですよね。
妊娠中のビタミンAの摂取には
このようなことに注意が必要なんです!
妊娠中に過剰摂取してはいけないのは「レチノール」
ビタミンAってどんな食材に含まれるか、
ご存知ですか?
「レバー」「うなぎ」
とすぐに思いつく方、正解です!
そのほかにもチーズ、牛乳
卵黄などにも多く含まれます。
しかし他にもにんじん・かぼちゃ・ほうれん草
といった緑黄色野菜にも含まれます。
まず注意したいのがビタミンAには2種類あること。
レバーやうなぎに含まれる
動物性由来の「レチノール」
と
にんじんやほうれん草に含まれる
植物性由来の「βカロテン」
この2種類のビタミンAがあります。
植物性由来のβカロテンは
もともとはβカロテンなのですが、
体内でビタミンAが不足したときに
βカロテンがビタミンAと変換されます。
ビタミンAが不足すればビタミンAになり、
ビタミンAが足りていれば
βカロテンとして抗酸化物質のため
健康や美容に優れた栄養素なんです!
βカロテンは過剰摂取しても
副作用や過剰症はないので心配はいりません。
しかし問題なのはレチノール。
レチノールは、初めからビタミンAの形になっています。
さらに脂溶性ビタミンのため摂り過ぎ分を
尿から排出されず体内に蓄積されていきます。
そのため過剰に摂りすぎると過剰症として
さまざまな弊害を生むことがあります。
妊娠中のビタミンAの過剰摂取で
胎児の形成や成長に影響を与え
奇形や臓器の異常を招く恐れがある、
というのはレチノールの過剰摂取によるものなのです!
とくに妊娠初期では胎盤も未完成のため、
食べ物による胎児への影響も大きく
レチノールの摂取量に気をつけないといけないですよ!
つわりの原因は胎盤の未完成のため
とも言われます。
朝だけつらいつわりを何とかしたい。。。
そんな朝つわりに悩んでいませんか?
→つわりが朝だけひどい!吐き気や胃痛がツライ時、朝つわりの対策方法
ビタミンA不足も危険
レチノールの過剰摂取は良くありませんが
ビタミンAが不足することも
また問題です!
そもそもビタミンAは
皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。
そのため免疫力をアップさせ、
皮膚の発育を促進させたり、
また目のビタミンとも言われるぐらい
視力や視覚にも影響を与えます。
妊娠期、ビタミンAは
胎児の発育にとても関与しています。
器官・臓器・上皮の成長に必要で、
不足することは過剰のとき同様
発育不良を招くことになります。
またママ側にも影響を与え、
夜盲症、角膜軟化症等になる恐れがあります。
さらに免疫力の低下を生じるため
風邪やその他感染症にも
かかりやすくなってしまいます。
そのためビタミンAは
十分な量の摂取が必要なのですが、
摂取する際は動物性食品のレチノールではなく
植物性食品の緑黄色野菜のβカロテンから
摂取することをおススメします!
βカロテンなら過剰になる心配もありませんからね♪
妊娠中には食生活に気をつけないといけません。
たとえばチーズもその一つですよ。
ベルタ葉酸サプリのビタミンAの配合量
妊娠中の栄養補給にサプリメントを
飲んでいる妊婦さんもよくいます。
中でも葉酸は胎児の先天性異常の
リスクを減らすためにも大切な栄養素です。
管理人も葉酸サプリで補給していました。
しかし葉酸サプリには妊娠中の不足がちな
栄養素を一緒に配合しているものも多くあります。
葉酸以外の複合的に栄養補給できるものが多いです。
中でもベルタ葉酸サプリはプレママ・先輩ママに
人気NO1ですが、ビタミンAの配合量はどうなのでしょう?
まずはベルタ葉酸の原材料です。
乾燥酵母、葉酸含有酵母、もろみ酢粉末、燕の巣加工品(デキストリン、酵素処理 燕窩)、ミネラルイースト、ヨウ素含有酵母、フィッシュコラーゲン(ゼラチン)、馬プラセンタエキス末、大麦若葉、ケール、ブロッコリー、キャベツ、大根葉、かぼちゃ、さつまいも(紫芋)、チンゲン菜、パセリ、人参、セロリ、苦瓜、ほうれん草、桑の葉、モロヘイヤ、よもぎ、白菜、アスパラガス、トマト、野沢菜、れんこん、貝殻未焼成カルシウム、セルロース、クエン酸鉄Na、ステアリン酸Ca、クエン酸、ビタミンB6、ビオチン、サンゴカルシウム、着色料(β-カロテン)、ビタミンC、ヒアルロン酸、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンA、葉酸、ビタミンD3、ビタミンB12
引用:http://belta-shop.jp/user_data/folate_ingredient.php
ビタミンAが含まれています。
じゃあ、ベルタ葉酸サプリを摂取し
普通の食事をしていると過剰になってしまうの?
いいえ、ご心配はいりません!
ベルタ葉酸サプリに含まれる
ビタミンAは1粒あたり0.45μg。
1日4粒摂取するのでおよそ1.8μgなので
一日に必要な650μgの0.27%しかありません。
ベルタ葉酸は妊婦さんやママの目線に立った
商品開発をされているので、
ビタミンAが過剰摂取されないように
研究され商品化されてもいますからね。
普通の食事をしているようであれば
ベルタ葉酸サプリを毎日摂取しても
ビタミンAの過剰摂取になることはありません。
普通の食事というのは、
レチノールを含む食品を過剰摂取しない
ということです。
レチノールを多く含む食品はこちらの記事に。
まとめ
ビタミンAの過剰摂取も不足も
妊娠中は母体や胎児に影響を与えます。
ビタミンAを過剰摂取してしまう原因は
「レチノール」を多く摂ってしまうこと。
レチノールは動物由来のビタミンAで
レバー・うなぎ・卵黄・マーガリンなどに
多く含まれます。
妊娠中はレチノールを多く含む食品の
食べ過ぎに注意しましょう。
そしてビタミンAを不足させないためには
緑黄色野菜を多く摂りましょう!
「βカロテン」もビタミンAです。
それも体内でビタミンAが不足する際のみ
変化するので、ビタミンAが過剰になることがありません。
またβカロテンはたくさん摂っても
過剰症になることはないので安心です。
そして妊娠中にベルタ葉酸サプリを
毎日摂取しても、普通の食事内容なら
ビタミンAが過剰になることはありません。
ビタミンAは含まれますが
過剰摂取しないように配合されているので
心配はいりませよ!