子供が欲しいけどなかなか授からない。
仲良くしているけど妊娠まで至らない。
なぜ妻が妊娠しないのか?
不妊の原因に「タバコ」が大きく影響している
とご存知ですか?
健康で妊娠しやすい体作り女性だけではありません。
男性の喫煙によっても、精子や胎児にまで影響します。
今回は「タバコ」が精子・妊娠に与える影響をご紹介します!
子作りするほどの体力が無い・・・
そんなときは「マカ」の力を借りましょう!
男性の喫煙による精子へのダメージ
喫煙が習慣化している人にとっては
タバコを止めるというのは難しいですよね。
喫煙は「百害あって一利なし」
分かっていても目に見えないと
実感も沸きにくく禁煙できないんですよね。
しかし喫煙によって確実に害はあります。
もちろん妊婦さんもダメですよ!
まず妊娠するために大切な「精子」
この精子の状態を悪化させます。
タバコを吸うと血液中に有害物質である
一酸化炭素が入り込み、酸素の代わりに
ヘモグロビンと結合します。
これによって体の各器官は酸欠状態になり
各機能の役割を果たせなくなります。
これは精巣でも同じこと。
精巣の働きといえば、精子を作ること。
しかし機能の低下した精巣では、
精子の質が悪くなります。
また喫煙による酸化ストレスによって
体内を錆びさせ、いわゆる老化現象を起こします。
もちろん精巣でも同じように悪影響を与えます。
①精子のDNAの構造の突然変異
カナダの研究所によるマウス実験ですが
タバコの主流煙により精子のDNAが突然変異を
起こすことが分かっています。
変異の確率は1.4~1.7倍に増加し、
変異した精子で生まれた子供は
この突然変異を引き継いでいます。
高齢出産も染色体異常のリスクを高めます。
→【高齢出産とダウン症】年齢にみるダウン症の確率は?経産婦の場合
③精子の運動率の低下
精巣の機能が低下していると
「小頭精子(頭の小さい精子)」
が作られる可能性も高まります。
精子の頭の部分は、精子の運動能力を司っています。
小頭精子は運動率が悪くなるのです。
またスペインのバルセロナ大学の
研究チームによると、
喫煙によって運動能力の高い
元気な精子のDNAを傷つけ、損なわせてしまいます。
③精子の数が減る
米・ノースカロライナ大学の研究データでは
喫煙者と非喫煙者での1ml当たりの
精子の数は15~24%も違ってきます。
もちろん少ないのは喫煙者です。
④精子の受精力が弱まる
米・バッファロー大学の調査研究では
喫煙男性の精子と正常な精子とを比較し
受精するために必要な卵子との結合力を測りました。
結果は喫煙男性の精子は結合する力が
弱かったことが判明、
対象となった男性は2年以上、
1日4本以上のタバコを吸っており
精子は不妊ではないのですが、
受精能力が正常な精子の4分の1しか
認められなかったのです。
このように喫煙によって
精子はどんどん質を落としていきます。
精子の質が落ちるということは
妊娠率を下げたり、流産の原因になったり、
また染色体異常や胎児の先天奇形
成長の異常といった様々なリスクを発生させる原因です。
葉酸不足でも胎児の先天性異常のリスクを上げます。
後悔する前に毎日の適量を摂取しましょう!
男性の喫煙によるED(勃起障害)のダメージ
精子は目に見えないダメージですが
自分の性機能の違いが起こったら?
ちょっと深刻ですよね。
もちろん喫煙による性機能への影響もあります。
喫煙によって血管収縮作用があります。
それはもちろん性器にも起こります。
男性器の中身は複雑な血管の集まり、
喫煙により血管が収縮し血流を悪くするので
勃起を維持できなくるリスクが高まります。
なんとED患者の80%は喫煙者の人なんです!
また中折れといった勃起力にも影響していますよ。
オーストラリア・シドニーの研究チームの
調査研究によれば、喫煙(1日20本以上)している男性は、
喫煙していない男性に比べると
ED(勃起不全)を招く確率が1.39倍も
高くなってしまいます。
こんな高い確率でEDになってしまったり
精子の質が悪くなってしまうなら
できる限り禁煙したいですよね。
でもどのぐらい前に禁煙すればいいのでしょう?
精子の寿命は?禁煙するなら3ヶ月前
たとえば今日、射精したとします。
その精子のもとになる細胞は
「およそ80日前」
に作られています。
最近の体調が良いから精子も良質かな、
というわけではなくおよそ2ヶ月前の
体調がこの精子の質になってきます。
つまりは、妊娠を希望するのなら
3ヶ月前から体調管理を整え、禁煙に望みたいですね。
もちろん1日でも早く禁煙が出来れば言う事なしです!
将来のことを考えていきたいですね。
精子の質を求めるなら亜鉛を摂りましょう。
亜鉛は別名「セックスミネラル」とも言われるほど
精子に大切な栄養素です。
まとめ
喫煙によって
- 精子のDNAの突然変異
- 精子の数が減る
- 精子の運動率が悪くなる
- 精子の受精率が低くなる
- ED率が高くなる
といった弊害が研究で明らかになっています。
喫煙は「百害あって一利なし」
もし妊活しているようなら
夫婦ともども禁煙することがベストです。
とはいえ急に禁煙といのは難しいようなら
少しずつ量を減らし節煙してから
禁煙につなげられるように頑張ってみましょう!
赤ちゃんのためもですが、
自分自身の健康のためにも必要ですよ。