春から夏になると流行する
「手足口病」
赤ちゃんから大人まで
感染する可能性があります。
夏風邪の一つといわれますが
どんな初期症状があるのか?
感染経路や感染予防法をご紹介します。
夏風邪との違いを見分け
早期治療を目指しましょう!
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手足口病の初期症状、どんな特徴?
手足口病は主に乳幼児が発症します。
とはいえ、大人でも感染するので
注意が必要な感染症です。
手足口病の潜伏期間は3~6日。
その後、初期症状が発症しますが
以下のような特徴があります。
早期治療や感染拡大予防にも
つながるので良く知っておきたいですね。
①口の中の痛み
手足口病と夏風邪の大きな違い、
「口の中に痛み」を感じます。
口の中に白い発疹を伴い
口内炎のように痛く食べ物、
飲み物を口にするのが大変です。
口内炎のようですが手足口病の場合は
口の中だけの発疹ではなく
手のひら、足の甲にも出ます。
(詳しくは後述で)
子供がご飯を食べるときや
飲み物を飲むときに
何か違和感があるようなら
注意して見てみましょう。
②口の中、手、足などに水疱性発疹
手足口病の特長である白い発疹が
口の中、手のひら、手の甲、足の裏
足の甲、指の間などに出てきます。
手足口病はウイルスが原因です。
手・足・口と呼ばれますが、
ウイルスによっては
- 背中
- お腹
- おしり
- 腕
- ひざ、ひざの裏
こういった場所に
発疹することもありますからね。
個人差はありますが、
口の中の発疹は痛みが出やすく
手や足、体の発疹は痛みが伴わない
ことが多いです。
しかし大人が感染し発疹すると
強い痛みを伴うことがあり
歩けないほどだったりするのでご注意を!
③熱や下痢など個人差のある症状
以下の症状は個人差があります。
必ずということでもないようです。
・発熱
38度前後の発熱があります。
・下痢・嘔吐
胃腸風邪のウイルスなので
下痢や嘔吐を伴うことも
・爪が剥がれる
爪の根元に発疹があるときに
古い爪が剥がれることがあります。
多くは痛みを伴わずに剥がれて
しまうので、特に処置は必要ありません。
剥がれそうなときに
無理やり剥がさないでくださいね。
手足口病の症状が悪化!
・脱水症状
口内炎がひどく飲み物も
飲めなくなることもあります。
しかし乳幼児が水分を摂れず、
また下痢や発熱が伴うと
脱水症状を引き起こしてしまいます。
赤ちゃんがおっぱいやミルク、
また水分を摂れないときは
早めに受診しましょう。
・髄膜炎、脳炎など中枢神経系合併症
手足口病は症状も重くなく
そこまで怖がられていない病気です。
しかし手足口病を発症する
ウイルスによっては重症化することもあります。
赤ちゃんや小さな子供の場合、
派手な症状が出ないこともあり
不機嫌が続く、眠ってばかり
ということもあります。
手足口病の初期症状に加え
元気がない、発熱が続くといった
子供の症状を見逃さないよう
気をつけましょう。
手足口病の感染経路と予防法
子供、主に乳幼児が発症しやすい
手足口病ですが
とくに保育園、幼稚園に
行きはじめた子供たちは要注意です!
集団生活の中で感染しやすい
ウイルスのためです。
手足口病の感染経路は
①飛沫感染
くしゃみや咳によって
ウイルスをほかの人へ飛ばします。
②接触感染
例えば、
感染者の子がウイルスのついた手で
触ったおもちゃを他の子が使います。
その子がおもちゃを口に入れたり、
おもちゃを触った手で目をこすったりする。
このように物理的な接触を介し
感染してしまうことです。
③経口感染(糞口感染)
ウイルスの混入した飲食物を摂ること。
例えば
感染した乳幼児のオムツ交換の後、
手洗いが不十分なまま食事を作ったり
その食事を摂ること。
このような感染経路です。
手足口病のウイルスの排出は
回復後でも口からは1~2週間、
便からも2~4週間あるといわれ
とても長期間です。
しかし保育所や幼稚園に通う
年齢の幼いこどもたちに①や②の
感染元を断つことは難しいでしょう。
予防には「手洗い」が欠かせません!
手足口病を感染対策をしようにも
限界があります。
感染してしまうのはある程度
仕方のないことでもあります。
そのため初期症状を見極めることは
とても大事なのです!
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手足口病の治療法
手足口病の特効薬も
予防するワクチンもありません!
もし手足口病になったら
安静にして自然に回復する
しかありません。
症状がではじめ、発疹がおさまるまで
約7~10日ほどです。
発疹がおさまるまでは
お風呂も控えたほうがよさそう。
まとめ
手足口病は潜伏期間から
発疹がおさまったあとでも
感染の可能性があります。
画期的な対策法は残念ながら
ありません。
初期症状を見極めてはやめに
症状の悪化を防いであげましょう。
また、日ごろから
「手洗い」「うがい」
を徹底し感染の可能性を
低くしましょう!