1歳というと、母乳が主食だった赤ちゃんから離乳食がだんだんと進んで食べられる物も増えてくる時期ですね。
この頃から心配になってくるのが「虫歯」。
虫歯になると、痛いし治療にも通わなければならないし…出来ればなってほしくないですよね。
そもそも1歳児に歯磨きは必要なの?どんな風に始めればいいの?
今回は1歳児の歯磨きについて、歯みがきをする前に寝ちゃったら起こすべきなのか、その対処法などをご紹介します。
1歳児に歯磨きは必要?しないで寝ると虫歯が増える?
1歳でも歯がだんだん生えて離乳食も進んでくると、虫歯のリスクも高くなります。
「少しずつ練習をして歯磨きの習慣をつける」事で虫歯の予防になりますよ。
1・上の歯が生え始めたら歯磨きを始める目安!
個人差がありますが、赤ちゃんの歯は6ヶ月頃に下の前歯から生え始めます。
1歳では約8本。
全部の乳歯が生え揃うのは2歳頃です。
歯磨きを始めるのは上の歯が生え始める8〜10ヶ月頃が良いとされています。
上の歯は口の中の食べカスや細菌を唾液で洗い流しにくいため、虫歯になりやすいためです。
歯ブラシに慣れさせたり、ガーゼで拭ったりして徐々に歯磨きの習慣をつけていきましょう!
歯磨きを始める時の4つのポイント
①初めは1日1回機嫌の良い時間にしてあげましょう。
出来れば夜の離乳食後か寝る前に歯磨きが出来れば虫歯予防には効果的です。
②歯ブラシを嫌がるようならガーゼでや綿棒で拭ってあげてもOK。
最初は口元を触られる事に慣れるため、ブラシよりも拭ってあげる方が良いかもしれません。
歯の表面の汚れを拭ってあげるようなイメージで優しく拭ってあげましょう。
③慣れてきたら徐々に回数を増やしてみてください。
毎食後に歯磨きしてあげると効果が高まります。
④歯磨き出来ない時は、食後に水やお茶を飲む事でも虫歯の予防になります。
2・「歯磨きしないで寝ると虫歯の危険」はホント!
子どもが疲れ切ってしまって、夕食後いつの間にか寝ちゃっている。
良くありますよね^^;
でもこのまま歯みがきせずに寝ちゃった場合、虫歯になりやすいのでご注意を!!
虫歯のリスクが高くなる要因は、
- 歯の表面に食べカスや母乳が付着した状態が続く
- 糖分を多く含む食品を食べる・飲む
このように虫歯菌は糖分があると、増殖してしまい虫歯の原因になります。
糖分は離乳食、母乳にも含まれています。
おやつやジュースなど、子どもは喜びますがたっぷり砂糖が使われていますよね。
小さいうちはあまりあげないようにするか、時間を決めてあげて食後やおやつを食べた後は、水を飲んだり歯磨きをしてあげて虫歯を予防しましょう。
1番いけないのは、ダラダラと何回も食べさせたり食べすぎることです。
また寝ている間は唾液の分泌が少なくなるため、口の中では細菌が増殖しています。
寝ている間に虫歯菌も増殖してしまうと虫歯のリスクが高まります。
寝る前の歯磨きを習慣にして虫歯を防ぎましょう。
1歳過ぎてからのよだれが増えた、そんな悩みの解消記事はこちら
>>1歳過ぎてもよだれが多いのは大丈夫?病気の心配は?注意の必要なよだれ
3・歯みがきし忘れた!と焦らない対処法
もしも子どもが歯みがきをしないまま寝てしまって場合、起こしてまで歯磨きをするべきでしょうか?
出来れば起こして歯をキレイにしてから、もう1度寝かすことができればベストです。
他にもこんな対処法で、寝てしまってもイライラしない方法をご紹介します。
①ガーゼや歯みがきシートで歯を拭く
キシリトール、緑茶ポリフェノールが配合されているウェットシートがあります。
歯の汚れを拭き取れるので便利です。
拭うだけならササッとすぐ出来ますよね。そのまま捨てられるのも便利です。
②食後に麦茶や水を飲ませて口や歯をゆすいでおく
食事の最後には、麦茶や水を飲ませて口の中の汚れをゆすいで落とすように習慣づけましょう。
もちろんそのあとには、ジュースやお菓子などを食べさせてはいけませんよ。
③フッ素スプレーを吹きかける
虫歯にならないよう、あらかじめ歯にフッ素コーティングをしておくこともできます。
フッ素は歯を守る鎧のようなもの。また歯自体も強くなります。
歯医者さんで年に1~2回の適切な処置をしてもらうことが大切ですが、市販品でもフッ素スプレーがあるので自宅で利用するのには便利ですよね。
【1歳児】歯磨きの回数と時間はどれくらい?
出来れば毎食後、歯磨きをするよう習慣づけることが大切です。
「毎食後はちょっと大変…」という場合は、夕食後は必ず歯磨きするようにしましょう。
私も正直に言うと、毎食後は出来ていません…。
出来ないときは、「水を飲ませるだけ」にしています。
夕食後は歯磨きするようにしていますが、機嫌が悪くて出来ない時は、水を飲ませてガーゼで拭っています。
1歳頃の歯磨きのやり方
①子どもを仰向けにして頭を自分の膝に乗せて、固定します。
いきなり起き上がってしまい、喉をついてしまわないように気をつけて下さい。
②歯ブラシを歯に垂直に当て、小刻みに動かして優しく磨いていきます。
1本に5秒程度の時間をかければ十分ですよ!(我が子は6本しか生えていないので約30秒で歯磨き終了です。)
力を入れすぎると歯茎に当たって痛がりますので気をつけて下さいね。
歯磨きの姿勢
口の中が良く見えるので仰向けが基本ですが、嫌がる子もいますよね。
その場合は座ったままでも、抱っこでもやりやすい方法を模索していきましょう。
途中で嫌がって中断し磨き残しが出来てしまう時は、磨き始める歯を毎回変えてみてください。
中断する事が多い場合、いつも同じ場所から磨いていると磨き残した部分から虫歯になってしまうかもしれません。
歯磨きが好きな子になる!おすすめのテクニック
①お歌や人形で楽しく
歯磨きをする時に、定番の歌を決めて楽しく歌いながらする習慣をつけると赤ちゃんも歯磨きが楽しいものだと思ってくれるようになります。
我が家でも、歯磨きをする時に子ども向けテレビ番組で流れている歯磨きの歌を歌いながらやっています。
歌が好きな子なので、歌い始めるとニコニコしてくれます。
ご機嫌が良くなったら、歌に飽きてしまう前にササッと歯磨きしてしまいます!
こちらの動画も人気ですよね^^
②誰かがやっているのを見せる
好きなお人形があれば、お人形に歯磨きしてあげるのを見せてから「次は〇〇ちゃんの番だよ!」と誘うとやる気になってくれるかもしれません。
小さい子どもってお友達のまねをするの好きですよね。
③歯ブラシに慣れさせる
口の中に歯ブラシが入ってくるのが怖い場合や、歯ブラシの舌触りが気にいらない場合も。
キャラクター入りのものやブラシの形など、歯ブラシを変えてみるのも1つの手です。
初めての歯磨きをする前に、子ども用の歯磨きを用意しカミカミして慣れてもらうのも良いかもしれません。
赤ちゃんが喉を突いてしまわないように、柄に安全プレートが付いている物やリング状の柄の物を選びましょう。
赤ちゃんが歯ブラシを持っている間は目を離さないようにして下さいね。
うちの子は赤ちゃん用のリング状の歯ブラシを8ヶ月頃から与えていました。
ブラシ部分が物珍しいようで噛んでしまうのですぐダメになってしまいまいたが…。
そのおかげか1歳の現時点では歯ブラシを口に入れても怖がる事はありません。
子どもに歯ブラシを与えるとすぐダメになるので、歯ブラシは仕上げ磨き用と赤ちゃん用で別に用意すると良いですよ。
子どもの急な高熱に焦らないでくださいね。
>>子供に40度の高熱!でも元気なときはどうすればいい?対処法のまとめ
快適・美味しい?便利な歯磨きグッズ5選
「普通のやり方では歯磨きなんてさせてくれない…」という子もいますよね。
うちの子も機嫌が悪い日は断固拒否です…。
そんな時に試してほしい便利な歯磨きグッズを3つご紹介します。
①「プチキッズ」ジェル状歯磨き
1歳6ヶ月〜から使用可。
イチゴやぶどう味がついている種類もあります。
泡立たないタイプでうがいは不要です。
歯磨き嫌いの子でもこれなら歯磨きさせてくれるという声も良く聞きますよ。
人体に影響を与える恐れのある合成界面活性剤不使用なのもうれしいですね。
②「ハキラ」タブレットで虫歯対策
奥歯が生える1歳6ヶ月〜から使用可。
虫歯の原因菌の1つであるミュータンス菌の増殖を抑制してくれる効果があるという商品です。
口の中で溶かして食べることで効果を発揮します。
いろいろな種類があり、チョコ味やメロン味など子どもの好みに合わせられます。
どうしても歯磨きをさせてくれない時や、外出先などで活躍しそうですね。
③100均のてかがみ
子どもが歯みがきを嫌がる原因の1つに
「何をされているか不安」
ということもあります。
うちの子もあまりにも嫌がるので、小さなてかがみを渡したところ歯みがきのときの態度が激変に!
自分の口の中が見えるのが面白いのと不安解消とで、鏡を持ってからは泣かずに歯みがきが出来るようになりました^^
④はみがきのえほん
子どもはママの言うことは聞かなくても、TVや絵本のキャラクターには従順^^;
どうしても歯みがきがダメ、そんなときは絵本から大好きになってもらうとイイですよ。
はみがきれっしゃは、カワイイ挿絵に楽しい内容で子どもも一緒にマネして歯みがきしてくれますよ。
他にも「ノンタンはみがきはーみー」「はははのはなし」もロングセラーで長年愛されている”はみがき絵本”です。
⑤好きなキャラクターの歯みがきセット
先ほどもお伝えしましたが、子どもは自分の好きなキャラというだけでご機嫌に♪
歯ブラシを自分で選ばせてあげたり、コップと歯ブラシがセットになっているもので歯みがきするだけでも大きく子どもの態度は変わります。
子どもを物で釣るようで・・・
なんて言わないで、歯磨きが好きな子になるようにがんばりましょう☆
まとめ
赤ちゃんの歯磨きは嫌がって暴れたり泣いたりして大変ですよね。
「歯磨きの時間は楽しいものなんだ」と思えるような工夫をしてあげると徐々に毎日の習慣になっていきます。
毎日の育児に加えて、歯磨きもとなると大変な労力ですよね…。
しかし、「赤ちゃんが虫歯にならないために…!」根気よく毎日続ける事が大切です。
便利な歯磨きグッズも色々と売っているので上手に活用してくださいね!
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