妊娠中はウイルスに対抗する細胞性免疫が低下します。
季節の変わり目に風邪やインフルエンザなどかかりやすくもあります。
では手軽に購入できる市販の風邪薬を服用してもいいのか?
一番心配な胎児への影響をまとめてみました。
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風邪のウイルスが胎児に影響を与えることはない
風邪を引いてしまったとき
体内に風邪の症状を引き起こすウイルスが存在しています。
ウイルスというと、何か悪い影響があるのではないかと心配になりますよね?
でもウイルスが胎盤を通じ、胎児に影響を与えることはありません。(´ω`*)
また熱が出ても胎児に影響はありません。
高熱で胎児に障害がでる、というのは特定の場合の噂にすぎません。
安心してください。
しかし40℃以上の高熱が3日間以上続くようなときは
羊水の温度が上がりすぎ、胎児に影響を及ぼすこともあります。
かならず病院に受診しましょう。
インフルエンザに似た症状の注意が必要な感染症
一見するとインフルエンザのような症状をおこす病気があります。
・トキソプラズマウイルス
・サイトロメガロウイルス
このウイルスに感染すると、
・発熱
・リンパ節が腫れる
・筋肉痛
・疲労感
このようなインフルエンザに似た症状が出ます。
感染していると胎児へ重症な影響を与えることもあります。
風邪と間違えないためにも、妊娠されたら必ず感染症の検査を受けましょう。
妊娠中に風邪薬は服用しても大丈夫か?
もし【妊娠初期】知らずに服用した場合
市販の風邪薬には胎児へのリスクが高くなる薬はほぼありません。
妊娠していることを知らずに風邪薬を服用しても、過度に心配することはないです。
しかし妊娠初期は胎児の形成にとって大事な時期。
もしも服用されたあとに妊娠が発覚した場合は、そのことを必ず担当医に相談しましょう。
【妊娠中】薬の服用は市販薬ではなく処方したものを
風邪薬には胎児への催奇形性の心配は少ないといっても、気にしないで薬の服用をしても良いというわけではありません。
妊娠発覚後は安易な市販薬の服用はしないこと。
必ず担当医に適切な薬を処方してもらいましょう。
多くの産婦人科では葛根湯を処方してくれますよ。
→妊娠中の風邪【葛根湯】を服用しても大丈夫?正しい服用の仕方
【持病薬】は処方薬でも注意が必要
病院を受診し医師の処方した薬でも持病薬は注意が必要です。
以前TVでもこんな特集が。
持病を持つ妊婦さんが持病薬を別の医師に処方してもらったところ
実は胎児に影響をもたらす薬でした。
この薬は羊水を少なくしてしまう副作用があったのです。
羊水は赤ちゃんにとってとても大事な命の水です。
彼女はおなかの異変に気づくことが出来たため、赤ちゃんも無事でした。
もしもう少し遅かったら、と思うとゾッとしますよね
(´;ω;`)
持病のある方は、担当医に自分の服用している薬を必ず相談しましょう!
【おまけ】のど飴は大丈夫?
のど飴を舐めても赤ちゃんへの影響はありません。
ただ、医薬品タイプののど飴には注意の必要なものもあるので気をつけましょう。
まとめ
市販の風邪薬には、胎児に影響を与えるようなものはほとんどありません。
しかし妊娠初期に知らずに飲んでしまった場合は別として、市販の風邪薬の服用はしないほうが賢明です。
風邪にかからないように手洗いやうがいなどで予防をしましょう!
もしも風邪を引いたなら、薬を使わずに症状を回復させることも覚えておきましょう☆