「産後クライシス」
出産後、離婚危機に直面するほど夫婦間の愛情が冷え込む状況と言われます。
近年急激にこの言葉を聞かれることとなったと思いますが
その理由として家庭崩壊した時期の子供の年齢が「0歳~2歳」での
離婚が最も多いという結果が出たからです。
出産後0~2年の間に何が起こるのでしょうか?
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産後クライシスの原因
産後クライシスに直面してしまう原因は
出産後に変わってしまったさまざまな環境や精神的変化が原因のようです。
①ホルモンバランスの急激な変化
妊娠中に分泌されていたホルモンが一気に減少します。
妊娠中でもホルモン分泌の変化による感情の起伏もあったかと思いますが
出産後にもまたコントロール出来ない感情に悩まされることも。
また母乳の分泌を促進するホルモンには「敵対的感情」を煽る効果があるのです。
赤ちゃんを誰かが抱っこするだけでイライラする、という人も中にはいるのでは?
それもそのはず、本能で我が子を守りたいと思ってしまうようです。
②生活の変化
赤ちゃんが生まれる前と後では、生活がガラリと変わったことでしょう。
赤ちゃんのお世話で自分やパートナーのために取れていた時間が思うように取れなくなり
ストレスやイライラがたまってしまうこともあります。
③パートナーや友人の関係の変化
妊娠、出産をした奥さまは長い時間をかけて母親になる準備が出来ています。
しかし、パパになったご主人は”産まれた我が子”に実感は出来ても
”パパになった自分”の自覚が乏しいのです。
赤ちゃんが産まれてお互いの価値観が異なることや不満があらわれることもあります。
そして友人関係でも、子供がいる人といない人では話の内容や
今までと違い制限のかかった行動範囲になることでのストレスは大きいでしょう。
このような様々なストレスや気持ちの変化によるきっかけで
パートナーに対する愛情が急激に冷めてしまう原因を作ってしまいます。
せっかく可愛いわが子を授かったのに、離婚なんてイヤ~~!!
というのが、みなさんの本音ではないでしょうか?
産後クライシスにならないためにも効果的な解決策を知っておきましょう!
産後クライシスにならないためにもお互いに思いやりを
”お互いの思いやり”が1番大事です!
と言われてもそれが簡単に出来ないから難しいのでしょうね。
ではここで、夫婦のお互いを思いやるためのポイントをまとめました。
妻側からのポイント
・自分の気持ちを伝えよう
自分の精神状態や育児・家事のしてほしいことなど具体的に話しましょう
産後すぐはホルモンバランスの不安定なことや母性本能からの敵対感情など
自分が自分でないことがあります。
理解してもらうためにも気持ちを伝えましょう。
・育児・家事を手伝ってくれたら素直に感謝をしよう
ご主人が慣れない育児、家事をしてくれるわけですから完璧を求めてはいけません。
間違っても、「こうじゃない!」とか「要領が悪いわね」なんてこと言ってはダメですよ!
旦那さまにあるのはあなたを手伝い気持ちなのです。素直に「ありがとう」を伝えましょう。
夫側からのポイント
・妻のイライラは産後のせいと理解しよう
妊娠・出産のホルモンの変化は男性には理解しがたいほど大きな変化です。
細かいことは気にせず「ホルモンのせい」だと割り切ったほうが懸命でしょう。
奥さまのイライラを受け流せるぐらいの器の大きな男って
素敵だと思いません?
・父親の自覚を持ち、子育てに参加しよう
あなた自身も毎日毎日お仕事で忙しいことは分かっています。
それも愛する家族のためでしょう。
でも子育てって奥さま一人でするものでしょうか?
はやく自分も父親になったことを自覚し、子育てに協力すれば
我が子もより一層いとおしさが増しますよ。
喧嘩をするときっていうのはお互いの悪いところが目に付くからですよね。
「相手を思いやる=相手のいい所を探す」ことでもあると思います。
自分の好きになった相手なのですから良い所はたくさんあるのではないですか?
相手の良い所を再確認して思いやる気持ちを忘れないようにしましょう!
他にも夫婦関係を見直す記事をまとめてあります。