喫煙者の人にとって、タバコを吸わないようにするのはとてもストレスになりますよね。
妊婦さんでも同様の人は多いでしょう。
妊娠中の喫煙は胎児に良くないという認識はしていても
具体的な事をよく分かっていないのかもしれません。
周りが大丈夫だから自分も大丈夫であろうと思うかもしれません。
そんなあいまいな情報で我が子を危険にさらしてもいいのですか?
どんな影響があるのかを知りたいということは
お腹の子を大事に思っている証拠ですよね。
きちんと情報を理解して後悔をしない選択をしましょう!
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喫煙は赤ちゃんを有毒ガスの部屋で育てているのと一緒
タバコを吸うと体内に有害物質が吸収されます。
その中でもニコチンは血管を収縮させ、血流を悪くさせます。
また一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合し体内を循環します。
それは本来運ばれるべき酸素が体内に循環されなくなり
妊婦さんはもちろんのこと、お腹の胎児に運ばれる酸素も不足します。
そしてタバコには他にもシアン化合物や鉛など有害物質が含まれており、
それらも胎盤を通し胎児に与えていることとなります。
酸素もない有毒ガスの部屋(子宮内)で赤ちゃんは成長しているということです。
想像するだけで怖いですよね。
しかも自分の赤ちゃんがと思うと・・・嫌ですよね。
赤ちゃんへの影響
妊娠中の喫煙によって母体の胎盤機能が低下します。
その影響で酸素や栄養が胎児に十分に送りこまれなくなります。
そのおもな影響が以下のようなことです。
・脳や心臓に疾患を持って生まれる、先天性異常が高くなる
・早産・流産の可能性が高くなる
・前置胎盤・胎盤異常になりやすくなる
・低出生体重児の可能性が高くなる
・乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性が高くなる
このように妊婦さんへのリスクも高めることもありますが
胎児の生命の危険性も高めているのです。
こんなにリスクがある
と感じてもらえましたでしょうか?
しかし、自分は喫煙者ではないけど周りに喫煙者がいるのは大丈夫?
という心配も出てきますよね。
受動喫煙でも赤ちゃんに影響はあります!
受動喫煙とは周囲からのタバコの煙を吸い込むことです。
自分は非喫煙者だからタバコの害とは関係ないと思っているのなら
残念ながら認識が間違っているかもしれません。
もしもご主人や家族が喫煙者であったり、職場などで喫煙している方がいらっしゃるのならば
不可抗力的にタバコの煙を吸って、しかも喫煙者の方よりも害を受けているかもしれません。
実は喫煙者がタバコを吸い肺に煙を送り込む際の基準値よりも
周りで喫煙者の煙を吸い込む方が何倍も害があるのです。
ニコチン・一酸化炭素などおよそ3~4倍、アンモニアに限っては46倍もの害を受けることになります!
ご主人やご家族など周りに喫煙者の方がいるようなら
出来ることだけ赤ちゃんへの影響を理解してもらい
禁煙してもらう、外で吸ってもらうなど努めてもらいましょう。
被害を受けるのは赤ちゃんです
周りがいくらうるさく言ってもなかなか難しい問題でしょうね。
喫煙の害を受けるのは無抵抗な赤ちゃんだけです。
それを守ってあげられるのは、ママやパパなどご家族だけです。
妊娠、出産は人生でも多くはない経験だと思います。
後悔のしない結果が訪れることを願っています!
もちろんアルコールも止めましょう!!
→【妊娠とアルコール】なぜ妊娠中のアルコール摂取は危険なのか?